参考文献  歌謡大全集 成美堂出版
                                                 カラオケ名曲10000 日本文芸社
 
 ドラマは、歌詞の一部文節をセリフに盛り込んでパロディー化したものです。(セリフで、この色のと
ころが歌詞の引用です
。)

 登場人物は二人です。

 曲名については引用した歌詞のセリフから曲名を当てていただく趣向から伏せてあります。~が、
  をクリックすると分かりますし、頁末には一覧してあります。

 ドラマの実演方法は、登場人物それぞれがデュットマイクを使ってセリフを読んでください。そして読
み終わると同時にカラオケのイントロに繋いでください。


 注意 カラオケ時のドラマを実演のとき、例えば、○○子の『(何々)』のところは、そのまま読まないで 即座・即興で
読み替えてください。
                                                                                                                                                          
『パロディー』の意味   小学館出版「大辞泉」より
  文学などで、広く知られている既成の作品を、その特徴を巧みにとらえて,滑けい化、風刺化の目的で作り変えたもの、・・・・
                三省堂出版「辞林21」より
  既成の著名な芸術作品を一見してわかるように残したまま、全く違った内容を表現して風刺・滑けいを感じさせるよう作り変えたもの
函館の女 A ○○
        

登場人物 元妻の噂を聞いて遠路はるばる尋ねてきた男

       男が尋ねる女 の友達(女性)
 歌詞とメロデイのリンク先はこちらをクリックしてください。
函館の女

 「そうだったの、あんただったの・・・・・○○(相手の元妻)のねぇ」

 「でよう・・・・どこに居るんだ○○子(元妻)のやつ、今どこに」

 「知らない・・・・分かんないわ」

 「何をぉ、ここに居たんだろうが、知らないって、そうは言わせん」
 「辞めてからのこと、知らないったら知らないわよ」
 「嘘だろ、な、おい。俺はな、岐阜からここまで、はるばるきたぜ函館へなんだぞ。えっ、その俺に知
らないなんて嘘が通るか、オイ!俺は我慢できねぇ」
 「なるほどね。その調子なのね、○○(相手の元妻)の言ってたとおりなんだ」
 「なに、言ってたとおりだと。何だ、なんと言ってたんだ」
 「その短気、直ぐ我慢できねぇってガナり立てて、何もかも壊しちゃうってさ」
 「何もかも?デタラメ言うな、我慢できねぇ」
 「ご近所の付き合い、あの子の友達、お父さんオカアサンそれに兄弟たちも、そればかりか行きずり
の人たちとも喧嘩になって」
 「てやんでぇオイ、お前な、何も知らんだろうが、その度に訳があるんだよ、訳が」
 「訳ねぇ、いつも早とちり、話半分で勝手に逆上して怒鳴り散らすってね。その尻拭いはいつも彼女
だったのよね。彼女、恥ずかしくって居場所がなくなった」
 「オイコラ、なんだ、ペラペラ喋りやがって。なんでそこまで」
 「聴いたわよ。聴いてあげたわよ。あの晩珍しく○○(相手の元妻)が深酔いしてさぁ、一部始終
を話したわよ」
 「なに、一部始終?・・一部の一と・・始終の四・・・一と四だけじゃないか。全部じゃないぞ」
 「何を、駄洒落言ってるの、くだらない。何なら言ってあげよか、致命的な三を」
 「何?致命的?何だその致命的三と言うのは・・・・・早く言え!俺は気が短いんだ、我慢できねぇ
   早く言え」
 「フン、我慢ねぇ・・・・あんた、三分の我慢ができないんだってね。あの時の三分が」 

 「げっ・・・・ガ、ガ、我慢できねぇものは我慢できねぇ、シ、仕方ないだろ」
 「いいこと良く聴くんだよ。あんたの三分の我慢不足で○○(相手の元妻)は二十三時間五十七
分、不満を抑えて我慢してんだよ。分かってないのかね」
 「ぐっ、ウ、ウ、嘘だぁ嘘だい嘘に決まってる。あいつはいつも、終わると恥ずかしいんだろが、後姿
で嬉し泣きしてんだ。分かったか」
 「それが早とちりなんだよ。まるで逆なんだわ。人の気持ちを察することもできないで」
 「人の気持ち?・・・・そこまで言うならお前、お前は俺の気持ちが分かるのか、えっ、分からんだ
   ろうが」
 「分かってるわよ。どうせ噂を聞いて飛んで来たのさ、○○(相手の元妻)松風町に居るってさ」
 「てやんでぇ、噂だけじゃないぞ、おい、夢を見たんだこの俺が、函館山の頂きで輝く七つの星がよ、
迎えに来いよと呼んだんだ」
 「へぇー、身勝手な人の夢は、やっぱり身勝手なものね。聞いて呆れるわ」
 「何だとこの野郎!言いたい放題抜かしやがって。もう我慢できねェ、もう」
 「なにさ、女に手を振る気なの」
 「コ、コ、ここまで我慢してるんだぞ、この野郎、コ、コ」
 「大きな声出して、そうなんだね、その大きな図体で脅しがてらに我を通して・・・・あんたは嫌われ
るだけで済むけど、あんたを庇った○○(相手の元妻)は惨めだよ」
 「黙れ!男には男らしさがあるんだ。男が男の思うことを素直に出して何が悪い」
 「男らしさ?素直?独りよがりな・・・・・その短気、あんたねぇ何か精神的に偏っているよ。短気
な男と言われる存在感をさ、変に意識して自己慢心してんじゃない?」
 「コ、コ、この野郎、短気は俺の特徴だ」
 「それは特長じゃなく欠点と言うのよ」
 「モー、モー怒った。モー、コッコ、これまでだ、我慢できねぇ」
 「なにさ、モーモーコッコとさぁ、何なら明日、ちょっと郊外へ行って見なさいよ、鶏は居ないけど
牧場にたくさんモーモーがいるからさ、精々牛と一緒に鳴きわめいて頭冷やして来るといいわ」
 「クウー、クウー」
 「そうなの、モーモーは終わったのね。今度はクウーなの、ふざけてんの」
 「フ、フ、ふざけるな!お前こそふざけるな」
 「さぁ、どうするのよその拳、えっ、どうなのよ、一度でいいから自分を殴ってみなさいよ。一番殴
りたいのは あんただよ」
 「ム、ム、ム」
 「そうだよね、自分にはめちゃ甘いからできないわね、そんな勇気はないわね」
 「ど、どこまで馬鹿にするんだ、こ、こんなの初めてだ}
 「馬鹿にしたんじゃないわよ。○○(相手の元妻)が言いたくても言わなかったことを言ったまでさ」
 「○○(元妻)が思ってた?思ってたのに言わなかった?そうなのか」
 「そうよ。分かったでしょ、これくらい言えば少しは分かるでしょ」
 「うーん・・・・・・分かったぞ、分かった。そこまで言うからよぅく分かった」
 「じゃぁね、もう諦めて、なに?岐阜だっけ?サッサと岐阜へお帰りよ」
 「俺、分かったんだよ・・・・でよ、お前の住所教えてくれよな。な、おらぁ気が早いんだ、さぁ住
   
 「なによ、私の住所?なんで私の住所なのよ」
 「俺は分かったんだ、俺にそこまで言えるのは、俺に惚れた上に愛情がある。な、そうだろ、きっと
馬が合うぜ、俺とお前、な、俺、お前ん家へ引っ越してくる」
 「バーカ、とんでもない早とちり。ほんとに手を焼くねこんな奴・・・・・・もう、とっても我慢が
できないわ」
  兄弟船   B  ○○○ 登場人物 幼少から親の船に乗り育った若い漁師
      その妻
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兄弟船

 「おぉ、寒い。やっぱり予報どおりの寒波襲来だよ・・・・休みにしておいて良かったなぁ、沖は荒
   れるぜ」
 「海の仕事はお天気次第だもんね。良いじゃないの、ゆっくり体を休めてね。さ、今朝はパン食
   にしたわよ」
 「うん、パン食か。まぁいいか、今日は力仕事しないから」
 「はい、パンにミルク、はいサラダ」
 「うん、うまい・・・うん」
 「で、ね、あなた、考えてくれた? ね、兄さんにきっちり話してくれた?」
 「ウ,うん・・・・・その」
 「うんうんじゃないわよ、話してないのね」
 「いや・・・・その・・・そりゃ無理だよ、できないよ。独立して船を持つなんて」
 「資金だったら組合の融資で何とかなるんじゃないの、ね、融資」
 「資金じゃないよ問題は・・・・うまくいってるんだぜ、俺と兄貴のヨ仲の良い兄弟船」のこと 
浜で知らない者はいないだろうに」
 「あなたはそれで良いかもよ・・・・でもよ」
 「でもってなんだい。あのな、海の仕事はな、網を打つのも捲くのもよっぽど息の合うコンビじゃ
   ないと」
 「そんなの慣れじゃないの。相手がだれだって 二三ヶ月もすれば」
 「いやいやそんな簡単なものじゃないよ。なんたって俺たちは親父に仕込まれて十三年、今じゃ浜一
   番の」
 「あんたって直ぐ親父、直ぐ兄貴だもんね。それに船、あのボロい船」
 「ん、罰当たりなこと言うなよ。船は親父の形見だぞ」
 「分かってるわよ、しけには強いし、俺たちの揺り籠だって・・・・いつも酒に酔うとそれだもん」
 「だからよう。俺たちは満足なんだよ、今のままで」
 「今のまま?儲けはどうなってるのよ、もっと稼いでる筈よ」
 「それは親父の残した船の借金を返してたから、でも先月でお終いの筈だよ。これからは漸くおふく
   ろに」
 「借金の返済?明細を一度だって聴いたことないし見たこともない。私たち騙されてんのよ」
 「おいおい、何てこと言うんだ。会計は兄貴の嫁さんがしっかり面倒見ててくれるから」
 「フン、兄貴の嫁さんね、元を言えばあんたの彼女だったのよ。だから丸め込まれてるんじゃない
  の?」
 「そういうお前だって、実の姉だろうが、三つ違いの姉だろうに」
 「彼女を兄に取られて、収入はピンハネされて」
 「ピンハネ?それはないよ。なんたって姉さんは、漁協で会計やってたんだぜ。そろばんは詳しいん
   だぜ」
 「詳しいからできるのよ、ごっそりと」
 「良くそんなこと言えるよ。姉と妹だろ、仲良くやんなよ」
 「あなた知らないからよ、私は全部、そうよ洋服だって靴だってみんな姉の使い古だったのよ。小さ
い時から大きくなるまでそうして育ったのよ、それを姉は当たり前にしてるのよ、だから収入だって
   そんな感覚で」
 「そんなぁ・・・・そりゃ、余りの思い過ごしじゃないか?」
 「知ってるあなた、うちの子、学校で姉の子にいじめられてるのよ。知ってる?」
 「子供たちだ。じゃれてるんだろ、まったく」
 「あそこ、一家揃って私らを馬鹿にしてるのよ、あそこの犬だって決まってうちの塀にオシッコ引っ
掛けて行くのよ。通るたびに必ずよ」
 「そんなの犬だろ、犬が勝手に」
 「原因は貴方じゃないこと、まだ想ってるのじゃないの?  だから舐められちゃって、姉が使い捨て
た古のあなた・・・」
 「おい・・・俺、仕事に行く、仕事に・・・・・兄貴に電話して、ピッポッパ」 
 「また逃げるんだから」
 「あっ、兄貴、俺、今日仕事に、えっ、もう用意したって?そうか兄貴もか、兄貴の家もか」

 氷雨 C     

登場人物 ダンスにご熱中の裕福なご婦人

     とてもハンサムなモテモテダンス教師
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 「先生、遅かったじゃない。2時間も待ちましてよ」
 「いや、そのね。個人レッスンの延長があってね」
 「えっ、だれ? ○○さん(ダンス教室の生徒)○○さん? (同)それとも○○さん(同)
   で、どこで?」
 「そのだれでもありません。もちろん教室ですよ、ホールです」
 「ホントネ、信じていいのね、嘘じゃないわね。ホテルじゃないわね」
 「はい。あ、それから妹からの電話、結構長かった」
 「ならいいわ・・・・けど、お料理冷めちゃいました。ルームサービス追加しましょうか」
 「いえ、結構です、奥様、それよりいつものワインを先ず一杯」
 「そうね、乾杯ね。新たな門出に乾杯ね」
 「奥様・・・・・なんですか? 新たな門出とは?」
 「別れてやったわよ、主人とね。三日前です。バッサリと、きっちりと、ねェ先生」
 「バッサリときっちり、ですか? でも、良くあのご主人が」
 「誰かがチクったのよ、私と先生のこと電話で詳しくね。きっと焼いてるのよね。ただ不思議、そ
のチクリ電話 男だって」
 「そうですか。バレちゃッたのですね、このホテルのことが」
 「それが返って良かったのよ・・・・・サッサとはんこを押してサッサと届けちゃったのよ」
 「お二人で即決即断ですか」
 「でね、このホテルは今日が最後よ。これからは自宅でね先生・・・さ、乾杯ね」
 「奥様大丈夫ですか? もう大分飲んでいらっしゃる」
 「そう、酔う程に飲んで。酔い痴れた上で、身も心もすべて先生で満たしたいのよ先生」
 「あの人を忘れたいから??困った人ですね。僕はね、今夜は妹の家に是非とも行かなくっちゃ」
 「あら、どうして? つまんない・・・ほんとなの? んっ、妹さん? ホレ、あれどうしました先
生、 あの三百万、妹の治療費だっけ?」
 「あ、ありがとうございました。強いストレスに悩んでいたけど、つい三日前最も困難なことが解決
しましてね。それで直ぐ相手と結婚できて・・・・・あの金は新居の頭金にしたそうで」
 「そう、結婚ね、新居の頭金ね。新居はローンがあるのね、大変ね」
 「いえ、大丈夫のようです。相手は医者ですから収入の方は」
 「あら、医師なの、じゃ心配ないわね、前の主人と同業ね」
 「これで僕も安心しました。あ、あのお金、近いうちに返します」
 「いいわよ先生、先生の安心は私の安心ですもの、結局は私が私のために使ったと同じ。はした金で
もお役に立てて嬉しいわ」
 「それで、今夜は妹たちが僕に感謝するんだって、是非来てくださいって」
 「仕方ないわね先生ったら・・・・いいわ、その罪ぼろしよ先生、それまでの時間思いっきり踊りま
くりましょうね生生」
 「そんな奥様、え、すごい意気込み、アッちょっと待って、今夜は意味あり、曲は『別れのワルツ』
それとも『別れのタンゴ』どちらに
 「どっちでもいいのよ先生、それより早くセンセ、早くうーん」
 「あっ、ベルト、そんな・・・せかさないで、いいですか奥様『別れのワルツ』」
 「分かってますともセンセ、サァ、クイック、クイック」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「あぁ、奥様・・・・・・汗びっしょりですね。凄かった」
 「だってウッフン、先生、いつもにもないことおっしゃるから」
 「大事なことですから念入りに」
 「燃えましてよその言葉、『もう限界これまで、これで終わり、いいですか』って」
 「確認しておきますけど奥様『良いわ良いわ』に嘘はありませんね」
 「疑わないでよ先生、味わったでしょ」
 「えぇ、味わい、あの震え」
 「すべて満足、納得の反応ですのよ。女体の神秘ですのよ先生,分かってるくせに」
 「ご無礼しました奥様、じゃ、これですべてのレッスンは終了です。ありがとうございました」
 「えっ、えっ、何ですか先生。今、なに、なんと?」
 「ですから奥様、別れのワルツ、セレモニーすべてご納得で終了しました。はい、これまでです、オ
  イナラ」

  天城越え  D ○○○○

登場人物 浮ついた夫に悩む40歳代の女性
      その夫
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 「あなた、大変よ、またやったわ。私、殺人犯よ」
 「またかい、え、で今度は誰を殺したんだい?」
 「ごめんね あなた、また貴方なの・・・・・・あなたが隠れ宿寝乱れていたのよ」
 「チェ、いくら夢でもそう何度も殺すなよ。あほらしい」
 「なんでなの? どうしたのかしら私」
 「なにかい、情緒不安定? 不定愁訴? ホラ、そろそろ更年期障害で」
 「いやだぁ貴方、わたしまだ四十になったばかりよ」
 「だったらなんだ、その何か原因があるんだろうって、医者に診て貰えよ。神経内科の領域だろう
   な」
 「怖いわ私」
 「少しくらい経費が掛かっても良いよ。原因をしっかり調べて貰えよ」
 「それは調べたわよ先週」
 「そうか、でも一回の診察じゃだめだよ。そういうのはある程度期間を掛けて」
 「診察じゃないけど同じようなこと言われたわ。観察が大事だって、一ヶ月ぐらい掛かるかもっ
て・・・・でも一週間で分かっちゃった」
 「それはそれだけ顕著、はっきりしているってことだよ」
 「そのようですの、だから困ってるのよ」
 「ただ困ってないで、直すように努力しなきゃ駄目だろう」
 「早く直したいわ。でも、それは貴方次第だって」
 「えぇ、俺、そんな、俺まで巻き込むなよ」
 「巻き込むんじゃなくて、夫婦ですもの当事者なの」
 「とにかく、何だろ、処方が出たんだろ。治療法のさ」
 「やんわりとだって、苦しみ、悩みの余り例えば相手を殺して自分も死のうなんて考えちゃ駄目だっ
て、あくまでもやんわりと」
 「死ぬ? そんな、そこまで悩むことないだろ。たかが、何さ、せいぜい更年期のはしりだろうっ
   て」
 「ちょうど四十台は迷いの年代だって、だから、ついちょっとした切っ掛けで誘い込まれることもあ
   るって」
 「誘い込まれるって、何だそりゃぁ?」
 「四十台は人生の峠だって、それを過ぎると落ち着いてくるんだって。だから峠さえ越せば」
 「おいおい、なんていい加減な処方なんだ、えっ、どんな病院だ、どういう医者だ」
 「病院じゃなくて事務所よ、先生でもない、処方じゃなく報告よ」
 「なんだそりゃぁ?・・・・・・お前、ほんとにおかしいぞ」
 「そう、おかしいのよねあの香り、出張帰りとか帰りの遅いときの貴方に残っているあのり、あの
   香水」
 「ギク、なんだ?・・・・・うん、そりゃ俺だって外向きに香水は使うよ。時たまだけど」
 「いえ、男性用じゃなくて女性用・・・隠し切れない移り香が
 「ギクッ、いや、あれ、それってやっぱり夢、夢の話だろ」
 「それに、もっとおかしいケイタイ電話、お風呂の中まで持ち込んで」
 「ギクギク、何だおい君、夢と現実がごっちゃになってやしないか。エ、ア、アのね、ケイタイは営
   業のため」
 「まだまだおかしい」
 「あ、あのケイタイ・・・・俺んちの会社外資企業だろ、だから外国からいつ電話があるかも知しれ
んだろ、だから・・・相手に」
 「やんわり行くわよやんわりと、アドバイスアドバイス、くらくら燃えたってやんわりと」
 「うっ、なに、アドバイス? それに事務所? 報告書?・・・・それってもしや探偵?」
 「さぁ、どうなのよ。私と一緒に峠を越えるのかしら?それともあの人と」
 「ま、待ってくれ、あの、つい、出来心で」
 「いいこと、やんわりよ。これから私の気持ちを唄うわよ、良いこと貴方、歌を聴いて改心するの
   しら?」

    瀬戸の花嫁  E  ○○○○

登場人物  お嫁に行っちゃうお姉ちゃん
      幼少の弟
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 「姉ちゃん、いよいよ明日だね、お嫁にゆくの
 「そんな、きべそ顔しないでよ。姉ちゃんは嬉しいのよ」
 「そうだな。僕にも兄ちゃんができるんだね。ちょっと楽しみかな」
 「でも、○○(弟)はまだ小学生でしょ、大分 歳が違うから」
 「でも姉ちゃんの主人だろ、兄ちゃんに間違いないもん」
 「そうね、仲良しになってね」
 「僕、一人ぼっちになっちゃうのかな? 僕、そんな時 姉ちゃんとこ行くよ」
 「なに言ってんのよ、父さんも母さんも居るじゃない」
 「姉ちゃん知らないかも・・・・父ちゃん母ちゃんな、夜になると出て行くって良く話しているよ」
 「そんなことないって、変な心配しないでよ」
 「でもな姉ちゃん、母ちゃんがな『行く行く』と言うと父ちゃんが『俺も』って、そんな相談一度や
   二度じゃないよ」
 「ア、あのね・・・・・」
 「あれ、姉ちゃんどうした? 茹で蛸みたいに真っ赤になって」
 「ネ、ネ、あのね暑いわね。窓開けるわね・・・・・あのね○○(弟)父さん母さん絶対出て行か
  な いから」
 「そしたら別れるかも・・・・母ちゃんがな『ダメダメ』って言うのに、父ちゃんが『良いだろ々』
って言い争っているよ」
 「ケ、ケ、喧嘩じゃないって、喧嘩じゃない。そんなこと○○男(弟)が心配することじゃないって」
 「じゃぁなんなの姉ちゃん、ほんとに僕一人になったらどうしょう」
 「あのね、大丈夫だって。だってよ、父さん母さんもよ、○○男(弟)って大事な子供が居るんだよ。
別れもしない 出て行きもしない」
 「姉ちゃん自分のことじゃないから、いい加減言ってる」

 「○○(弟)良く聞いて、昔から『子はかすがい』と言ってね。そうか、○○男には難しくって分
からないかもね」
 「『子はかすがい』の子は、僕のことかな」
 「そうよ、なんだったら『ことわざ辞典』で見てみなさい」
 「そうか、ことわざ辞典だ、『子はかすがい』それに『行く行く俺も』も・・・・・何、姉ちゃん、
   またユデタコ」
 「うーん、あのね・・・・そんなことより、とにかく親の言うことを良く聞いて良い子でいてね」
 「うん、そのつもりだよ。けど姉ちゃんだって高校生のとき」
 「えぇ・・・うん、姉ちゃん一時はぐれたけど、反省してる・・・・だから○○(弟)はそれを反
面教師にすれば いいのよ」
 「反面教師って?」
 「そう、他人の失敗でも自分の体験と考えて、失敗しないことよ。分かる?」
 「分かった。いろいろ心配してくれてありがとう。・・・うん、でも やっぱり困るな、心配して
  くれる人 が居なくなる」
 「大丈夫、大丈夫、親がいる。世の中で親ほど子供を心配する人はいないのよ」
 「だったら姉ちゃん分かってるか? 父ちゃん母ちゃんな、姉ちゃんたち若いから心配するだっ
   て」
 「そんなの、親の心配はありがたいけど大丈夫なの、なんたって私達には強い愛があるから
 「だから心配だって、姉ちゃん同居だろ。兄弟二人、両親にまたその親、全部で八人が」
 「要らん心配だって言うのよ。大丈夫なの愛があるから
 「だよ姉ちゃん。いいか、ことわざに『壁に耳あり障子に目あり』と言うだろ、だから父
ちゃんたちの『行く行く俺も』を反面教師として・・・・・・な、姉ちゃん、賢く生きてね・・・・ん、姉ちゃん
   また ユデタコ になってる」
  酒よ F 登場人物 行きつけの居酒屋で飲む男
      居酒屋のおかみさん
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 「ねぇ、○○さん(相手)もうそこまでにしたら」
 「なんでぇ、どうしてぇ、えぇ、どんだけ飲もうが俺の」
 「そうだけどさぁ、あんた 段々だらしなくなってくよ。この頃」
 「だらしないって、なんだ、よく言うよ、それだけ 店に貢献してんじゃないか」
 「限度ってもの知らないと・・・ホラあんた、ほろり酒が一番だって、初めて店に来たとき言ってた
でしょ。思い出してごらんよ」
 「チェッ、そんなの、え、10年も昔の話だろうが」
 「あの頃のあんた、明るかったよ。友達も一緒でね」
 「あの頃明るかった? なに言ってんだい、えっ、俺の頭見てみいな、今の方が明るいだろうが」
 「それは禿げたんでしょうが・・・・・可哀そうに苦労が多いのかねぇ、奥さんにも逃げられて」

 「オイ、何だと奥さんが・・・・あれは俺がオイ酒だ酒、酒はジャナイ女は俺が別れてやったんだ
  ぁ。なぁ酒よ
 「なぁ酒よって? そんな強がり言って」
 「強がり? 言うもんか、なんでぇ言うもんかって言うもんかぁ」
 「あぁあ、またお銚子返しちゃって、ホレホレ」
 「ひっくり返ったぁ、そんならオメーが酌しろってんだぁ、客が手酌酒・・・・ひとり酒・・・・
   オォイ酒」
 「酔いつぶれたって泊めてあげないよ」
 「だぁれがぁ、え、酒、おい唄え、おい酒よ」
 「やだよ、酒と私を一緒にしないでよ」
 「な、な・・・他に客がいないだろうがウイー、オメーも酒も一緒だようゥーィ」
 「そんなぁ、ほら、しっかりしなさいよ。あの頃の○○さん(相手)は素晴らしかったのに、会社の
   手柄話や」
 「言うな喋るな、オットコドッコイだぁ・・ウーイ俺だって、やる時はやるんだ何時だってぃ・・
・・・なぁ酒よ。男には明日がある・・・」
 「リストラでね、あれからだよ荒れちゃって」
 「おいこら、俺が悪いんじゃないよってんだぁ、ゥィもう一本、なぁ分かるだろうってこの俺が」
 「もろいんだね男って。もう酒としか話せないのかねぇ、忘れたいのか? 逃げたいのか?」
 「オイ、ごじゃごじゃ、なにをごじゃごじゃと・・・ナァ、ウイー、えっ、なんだ水っぽいぞ水っぽ
   い」
 「この様だよ、とてもあの当時の同じ男とは思えないわ」
 「・・・ん、男、男だよう、なぁ酒よ、俺は男だ、分かるよなぁ俺は男だ・・・よぅ・・ウイー」
 「しょうないね、眠っちゃったよ。浴びるほど飲んで眠っちゃったよ」
 「ムニャムニャ、ウイー・・・・・・ごめんよごめん」
 「寝言かね?本音かねぇ?えェえ、出して、何に?何を詫びてんのかねぇ」
  北空港

G

登場人物 恋の道行き半ば、夢に促され土壇場で決断する男
      凍てつく星の下、凍えそうな心境で、つい涙する女性
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 「あら、チラリ、雪かしら?・・・もう冬なのね」
 「寒い、冷たい? ごめんね、どうしても君と初めて逢った時の星が見たくて」
 「いいのよ○○さん(相手)、もう・・・明日は東京でしょ」
 「短い滞在だったけど,思い出は一杯、星の数ほどに」
 「星の数?・・・・・もしかして、私も星のひとつかしら?」
 「そうだよ、ほら、あの一番輝いている・・・・ホラホラ、時計台から真っ直ぐ上に目を移してご
   らん」
 「分かんない? どれもキラキラ、ちっとも分かんない」
 「あれ、君、涙、泣いているのか? だから、みんなキラキラ」
 「涙なんか。○○さん(相手)のご出世ですもの、涙なんか」
 「この半年、君と逢えて嬉しかったよ、楽しかった。でも切なく思ったことも」
 「そう・・・なの・・・・どう受けていいのかしら? 私」
 「だから、僕は君と逢えて、凍てつく心に灯がともる思い、とても幸せだったよ」
 「いつも、優しい言葉で包んで頂いたわ。でも、それっきり」
 「えっ、それっきり・・・・実は、君のこと全て知りたかったけど、知るのが怖くて、迷ってて」
 「それって、私の素性のこと?男? それとも傷の数? もしやふしだらな女かもって?」
 「いや、そんな失礼なことは、そんな迷いはありません」
 「私は、夢の中の貴方の方が・・・・・貴方は迷っていなかった」
 「えっ、夢の中で僕が?」
 「そうよ、力ずくで・・・・無理やり私を・・・・どんなに拒んでも・・・・貴方は私を」
 「ソ、そんな」
 「好きは全てを超越するとか・・・言い訳言ってたけど・・・・これが愛だと言い訳してたけど」
 「うーん、不思議だね、以心伝心なのかな? 僕も夢を見た。その夢の続きかな、今朝、コウ」
 「イヤ、言わないで、後悔なんて言わないで。私、もう、泣きたくない」
 「いや、後悔じゃないよ、航空券。君も一緒に航空券、札幌発18時30分。ネ、一緒に来てくれ
   ないか」
 「えっ信じていいのかしら夢の続きを・・・○○さん(相手)、信じてもいい・・・・・・
 「そう、お願いだから。ついておいでよ涙を捨てて、愛が飛び立つ北空港へ」
浪花節だよ人生は
  浪花節だよ人生は H ○○○だよ○○ 登場人物 晴れて定年退職、自宅に帰ってやれやれの夫
     その妻
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「お帰りなさい、あなた、今日まで」
「ん、これ」
「お疲れ様・・・部長様ですって・・・・・・大きな花瓶じゃないと」
「やれやれだ。終わったよ。人生の節目だ」
「苦節32年、大きな節目ですわ」
「いや、38年だよ、入社以来 ただ一筋に38年」
「耐えて忍んで泣きぬれて」
「そうだよ、辛いこともあった、けど頑張って乗り切った。うん、俺の健康に感謝だな」
「感謝・・・・そう、感謝、その気持ちさえあったなら32年」
「何だよまたかい38年だって。さあ、何はともあれ区切りがついたんだ。ビールビール」
「あなた・・・・・もうひとつ、大事な区切りをつけてから飲んでください。この機会に」
「なに言ってるんだ。僕は再就職しないよ、明日からは全く自由の身だよ」
「ですから その自由のために、あなたもわたしも」
「なに? わたしも? なんだそれ? 君は今までも毎日自由に・・・・言ってることが分からん」
「あなたはいつも・・・そうして勝手に言い分決め込んで・・人の気持ちまで」
「言い分?・・・先っきからなんだよ不平不満かよ。よりによってようやく巡ってきた いわば記念
   の今夜に」
「ですから私も、ようやく掴みたいのです、苦節32年でようやく」
「エッまたか32年、違うだろ、えっ32年、結婚してから?えっ、ま、まさか自由って、リ、離
   婚」
「はい、後はあなたが 署名とはんこを押してくだされば」
「バ・バ、馬鹿な。悪い冗談・・・・えっ、あのテレビの・・ドラマの影響か?」
「思い付きじゃありません。あなたのあの時以来 ずっとこの方振り回されて
「勝手なこと言うな。そうだろう第二の人生はこれからだよ。楽しく過ごそうと思う僕の気持ちを素
直に受けとりゃそれでいい」
「その、素直で失敗してますから」
「失敗した?・・・・分からんねぇ、素直で失敗?」
「ですから、初めてあなたと逢って、飲めと言われて素直に飲んで」
「初めて? それで良かったんだよ。でも何だよ そんな昔の」
「そして脱げと言われて素直に脱いで」
「いいじゃないか、俺に一目ぼれだったんだろ、君が」
「でも、私だけじゃなかった、3年目6年目9年目私の妊娠出産のたび、他の女にも飲めよ脱げよ
   と」
「そ、そんなこと、とうの昔に済んだことだ・・けど思い出すぞ、君はそのつど実家に帰り大騒ぎし
て、みっともない」
「それは、あなたの背信が元、です」
「なんだかんだと言ったけど・・・結局は帰ってきたんだろ、大騒ぎしただけ大恥じ斯いて」
「戻ったのはお父さんお母さんに泣いて頼まれて」
「知らん。知らんぞ俺は、親にあれこれ頼んだ覚えは全く無い」
「嫁いだからには義理を・・・・・ともかく辛抱ですよ人情ですよと絆されて」
「待て待て、親がなんと言ったか俺は知らん。何を頼んだかも俺は知らない。そんな知らんことまで
今さら俺に言っても、何で今さらこの俺に?お前は狂ったのか」
「あなた。あなたがそこまで言うなら唄いましょ。耐えて忍んだ苦しみを込めて唄います。浪花節だ
  よ人生は
   娘よ   I        登場人物 至極普通な父親なんです
     明日挙式の娘
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「いい、お父さん、おは このコップ一杯だけにしてね」
「切子細工だな。模様が気に入った」
「そう、取り寄せで買ってきたのよ。いい、絶対一杯だけにしてね」
「一杯では一合にもならんな」
「だから良いのよ。お酒は薬の範疇にしとくの。毒にならないようにね」
「でもな」
「ダメ、父さん。お父さんは何時もあれこれ理由をつけて、それ乾杯だ祝杯だと・・絶対ダメです」
「分かったよ。もう・・・・うるさいのも今日限りだな、清々するよな」
「ほんとかな? 父さん、約束してね、明日、会場でオイオイ泣かないでね」
「勘違いスンナよ、喜んでいるんだ。勿論、花嫁姿には笑顔だよ」
「ポロリもだめよ。ポロリが父さんから私に移るとお化粧が・・・」
「だから、心配の種が片付くし、口うるさいこと聴かんでもよくなる。嬉しいだけだって」
「強がり言って。ホレ父さん、はやポロリ調でしょ・・・アァーまたぁ蛋白食べてない。お魚は」
「いいよ、食べるよ分かってるよ、酒には蛋白、分かってるよ」
「今日の父さん素直。私ね、父さんで良かった。割と素直に育ててくれて」
「割に? 割にじゃない。ほんとに素直だよ。素直すぎるから心配なくらいだよ」
「私、母さん似なのね、色白の丸ポチャ、父さんどう?私、母さんよりきれい?」
「子は親に似て当たり前だろうが」
「二重まぶたは父さんから」
「それは、ご先祖様からの遺伝だから。いつの写真見てるんだよ」
「この一枚持って行きたい。いいでしょ父さん一枚」
「全員揃ってるな。引越しのときのだよ」
「母さんのエプロン姿似合ってる・・・・・・笑ってる」
「小さなお前のエプロンも可愛いよ」
「だったらこの一枚もいいかな」
「お前、いい嫁さんになるだろうな。あいつなんかに勿体無いよ」
「父さん、あいつだなんて・・・・・・」
「うん、そうだな・・・・・・そうなんだ。男親なら誰でも思うさ」
「ホゥラ父さん、ポロリきてる。ホラ写真に」
「イヤお前だろ、父さんは」
「なんか、やっぱり父さん心配だな」
「いいよ、いいからもう寝ろよ。明日は大変だぞ」
「そうかな、けど・・・・・眠れそうにない、心配で・・・・そんな気分」
「よし、分かった。じゃあ飲もう、な、今夜は徹底して飲もうよ.さぁ飲もう。乾杯だ祝杯だ」
「だからよ父さん、この調子だから心配するのよ。でも いいっかな。今夜は最後だから・・・・
   ね、父さん」
  夫婦舟   J  ○ ○ ○ 登場人物 ギャンブルに凝り固まっている夫
     内助の功を発揮する?その妻
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「なに、今夜もめざしに 豆腐のおからか」
「今日のおからは、味噌で味付けしたのよ。ご馳走よ」
「そうなんだ、豪華な味付けなんだね。うまい、うまい・・・・・でも、こうまでして」
のためよ あなた、一枚でも多く夢のため」
「そうだな、互いに頑張ろうな夢のため、僕も今日、有り金はたいて追いかけた」
「新聞に出てたわね万馬券、あなたもいつかは万馬券。楽しみだわ」
「君の宝くじも夢は大きいぜ、何せ億だもんな。すごいぞすごい」
「明後日発売よ、あなた、給料の前借りお願いね」
「いや、それはちょっと、今日また・・・・これで給料ボーナス2年分は」
「じゃ、金融・・・あっ、そうか私たち意地悪されてるんだ、リストがどうとか」
「実にけしからん。随分利用して貢献した挙句に何たるこった。それより姉さん、どう姉さんなら」
「ダメダメ、かんかんに怒ってる。ただ怒るばっかりで」
「姉さんまでが? 僕たちの借金、両方の親が半々出して整理したとき、姉さん金出してないだろ。
なのに怒るなんて横柄じゃないか」
「あのとき 姉さんしぶちん決め込んだのよ、だからその後の少々は」
「誰だってさ、当たればいいなと思うだろ。だけど思うだけじゃ可能性はゼロだ、姉さんはそんな単
純なことが分かってない向上心が欠けてるんだよ」
「ひたすら実践する。それが私たちの尊い向上心よ。誰にも邪魔させないわ。例え親たちにだって」
「その親たちが問題だよ『帰ってくるな』だなんてひどいよなぁ。浮き草生活止めろって。要らんお
   節介だよ」
「夢のない人たちには向上心の尊さが理解できないのよ。理解する能力がない」
「それだけ 心が貧しいんだよな。希望を持たなくって何のための人生なんだ」
「そんな人たちが 何言うたって聞く耳持たないもんね、私達」
「現にがっぽり喜んでる人が必ず居るんだぜ。確率のちょっとの差だよ、今に見てろってんだ」
「そのときは、たっぷり見返してやろうね、あなた」
「それにしてもさ、世間の奴らが僕らに向ける視線がなぜか冷たい」
「善し悪しの判断が乱れているのよ。努力の美談がかえって批判の的になる、情けない世の中になっ
   たわ」
「おからのお替り、あっそうか、ないのだ。そうなんだ」
「我慢よあなた、代わりに夢一杯食べましょう。きっとくるくる幸せが、いつかは当たる宝くじ」
「そうだよ、いつかは当てる万馬券、そうだ、アパート代前借できないかな」
「あなたそれは・・・アパート代は支払うものよ」
「そうか、随分支払ってないから勘違いしちゃった」
明日はコボレ玉のラッキーを待って パチンコで」
「そうだよ。結構コボレ玉って拾えるもんね。負けるなめげるな,ひるむでない。パチンコで稼いでき
   て頂戴」
「嬉しいわ。あなたの励ましとっても嬉しい」
「な、前進あるのみだ。例え嵐が吹こうとも、買いまくろうぜ」
「私幸せよ。一緒に生きてくあなたが居るから、辛くとも涙を拭きあうあなたが居るから・・・・今
の気持ち唄うから」
  心のこり  K ○○○○  その1 登場人物 迷える妹を懸命に諭す姉
     相談は両親より姉を頼りにする妹
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「結局は、彼、姉さんの言ったとおりの人みたいかなぁって」
「でしょ、だから最初から・・・・・・・・あんたって馬鹿よね
「そう、私、馬鹿かもね?お馬鹿さんかもね。でも」
「男ってね、目を見れば大方察しの付くものよ。あの人、移り気で偽りの多い」
「偽り・・・・でもね、私のこと一番好きだって、それは嘘でなかった」
「まだそんな・・・・そんなこと信じているの」
「聞いてよ姉さん、彼ね、好きな人8人居るって、でも一番好きなのは私、嘘じゃないって。ただし
よ、皆紙一重の差だって、決まりはお小遣いの差だって」
「どうせそんなことだろうって。軽薄な男の本音でしょうよ」
「でも、夕べは酒に深く酔ってたから・・・・本音は正気なときにもう一度」
「馬鹿ねあんた。深酔いしてたから本音を言ったのよ。酔ってなかったら 何時もの様に小遣い目当
てに甘ったるいことを」
「楽しい人なのに、明るく優しい人なのに、みんなに人気の人なのに・・・・私がせっかく射止めた
   人なのに」
「人気??・・・そうよね、合コンとか、人前ではね、女性に迎合してぺらぺらと」
「噂でも好感度抜群の人だったのに」
「まだ言うの。あんた今時の噂聞いてないの・・・射止めたんじゃなくってあんたが引っかかったん
   だって」
「最近、友達みんなが、よそよそしくなったけど」
「あんた、うしろ指さされてんのよ、あざけ笑いされてんのよ」
「女の気持ち、やつかみってこともあるから。狙ってたあの人を諦めるのに思いっきり悪口
   で・・・・」
「じれったいわねあんた、早く正気に戻ることね。そうだよあんた、私に最初紹介したとき思いだし
なよ・・・もしかして悪い人・・・・」
「もしかして??あぁ、街でばったり出会ったとき、、あの時『もしかして悪い人かも』って見せび
らかしの冗談のつもりで・・・」
「あんたはね、あんたの大切な純情を全てあげてしまった愚かな選択をさ、自分で認めたくない。そ
こに迷いがあるのよ」
「だから、どこかに・・心残りが・・・・・とでも言いたいの?」
「そうよ、騙し男の本性を知ったからには決断よ。そのこと 本当は自分でも分かってたんじゃな
  い の」
「姉さん、私の気持ちそこまで見透しだったのね。実は嘘か誠かのシーソーで悩み、苦しみ、今日ま
  で耐えて
「ね、きっぱり別れてやり直すのよ。生まれ変わるのよ、いい。これまでのことは過ちの頁に閉じ込
めるのよ・・ね、旅に出て気持ちを切り替えて・・」
「過ちを頁に閉じ込めて・・・旅・・・鳥が飛び立つように?」
「そう、そしてその頁は捨てて忘れて・・・どれ通帳見せてご覧よ、そう500万あったのが・・・
残ったのは12万円・・・・うん」
        その2 登場人物 新しい家族関係に馴染めず拗ねて歪んだ姉
     姉を慕う異母の妹
「行かない。あの人とあの人、それにあんたよ。私は絶対に行かないからね」
「姉さん、帰るか帰らないでしょ、父と母、姉さんに私、家族なんだから・・・姉さんの強いこだわ
   りで・・・」
「あんたねぇ、その姉さん呼ばわりも止してよ。あんたは後妻の連れ子なんだから」
「ひどいわ姉さん。例え母親が違ったって父さんは」
「何度も言ってるでしょうが、あんたは母が病気の治療中に あの人が浮気で造った不倫の子。けが
らわしいったら」
「でも、姉さんのおかぁさんが生存中に一応は」
「お終いお終い。こんな話、何度繰り返したって・・・・それより何さ、今日は何の用事なの」
「すみません姉さん。私、今、悩んで・・・・・・・・・」
「そう、そんならあの人たちに相談したら」
「反対するばっかりと思うから。考え方も違うし、やっぱり同じ年代の頼れる人となると姉さんに」
「知らない。そうでしょ、いいとこ育ちのお嬢さんぶってるあんたと、苦労しながら一人でやってる
私では話が合わないでしょ」
「その苦労こそ、人を見定めるときに確かな判断ができるかなぁって」
「そんな、いいくらい おだてたってダメよ」
「姉さん、私・・・命を懸けてもと思ってきた彼・・・彼を信じていいのか、どうしょうかと」
「なにさそんなの、どこにでもある話しじゃないの・・・・・で、どうなのよ」
「これまで三度も・・・・・聞けば信用しろって言うんだけど」
「三度、そうなのね三度」
「直ぐ返すって、でも三度とも・・・・・まとめて返すからって」
「そう・・・ところであんた、何処までなのよ、あげたの?えっ与えたの?それとも奪われたの、あ
   っち」
「あの、あっち?・・・それは大丈夫です、あわやと思ったことはあったけど」
「そう、納得」
「えっ、納得??なに? 姉さん」
「いえっ、大切なもの金だけじゃないでしょ、だから」
「金、金は150万・・・・・・父さんかぁさんには内緒です」
「額はぴったし、いえ、そういうことは話さないほうが良いに決まってる。あんた自身で」
「明後日また50万・・・・不安なの・・・この前逢ってたとき女の人らしいの電話があっ
て・・・・で、その後をそっと追っかけたら」
「えっ、つけてった? で、どこまで? えっ、どうしたのよ」
「最後は信号で・・・でも、後姿はしっかり見た、女の人と親しそうに」
「後姿なのね。その人・・・えっ、どうなの? しっかりとは」
「長い髪、赤いコートで、直ぐ腕組んでたの」
「見間違いってこともあるんじゃない」
「私そのとき思った。彼、その人に騙されて貢いでいるんじゃないかって」
「ないかって? で、それ以上の何か証拠でもあるのかしら?」
「ない、ないけど今度の50万どうしようかと・・・・いっそのこと今度こそしっかり尾行して」
「止めなさい。あんた止めときな。・・・いい、危険だよ、えっ、男って危険だよ、いざとなったと
   き」
「そうとも思うの危険だって・・・彼との関係危険だって友達みんな噂してる。私を馬鹿な女と後ろ
   さしてる」
「そうよ、お馬鹿さんよ。たった半年の間でしょ、10月12月、そして3月でしょ。50万づつ」
「そうなの・・・・あれ???そんなに詳しく話したっけ??姉さんに?」
「えっ、いやっ、ほれ、いつだっけ、ホラ、その・・・・・あんたが・・ほれほれ・・ちら
   り・・・・」
「そうかなぁ・・・あれこれ随分悩み抜いたから、私、頭が混乱しちゃってるから」
「そう、そうでしょう、そうなのよ。潮時じゃないかしら潮時、変に事件になる前に、そうだよ旅し
   ない。旅を」
「旅?」
「そう、全てを断ち切るために、全てを切り替えるために、全てを忘れるために。ね、旅に」
「やっぱり良かったわ姉さんに相談して。私、決めることができた。私、明日の朝早く旅に出る
「そうするのね、えぇ50万円か・・・・・・旅に使うのかね50万円をあんた」
  別れの予感  L ○ ○ の ○ ○ 登場人物 あふれるほどの愛を受けてもなお・・○○な男
      一途な女性・・でもプッツーンと切れるかも?      
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「あなた、疲れてるの?・・・・・・この頃」
「いや、別に」
「喜びが違う。まるで迫力が・・・・ね、疲れてる?」
「多分ね」
あなたに触れていて思うの。すごく変わったわ」
「そういう君だって、何でも恥らってたあの当時に比べると」
「それは・・・あなたが求める全てに尽くしたいから」
「求める全てに?」
「そうよ、求める以上にね。そうよそれ以上によ、好きだから、どんなことでも」
「そこそこでいいんだよ。そりゃー嫌じゃないよ 僕だって、今だって」
「あなたを思う胸のうちを、できるなら取り出して見せたいの痛いほど好き、好きで一杯はち切れ
   て破れそう」
「でもね、そんな好きの程度を計る物指しは無いからね。そこをなんと言われても」
息を止めて、側に居て、力の限り抱きしめてみて。そしたら、きっと分かるから」
「分かる?・・・・今、分かるのは体力の消耗だけ・・・・・なんだ」
「ェ・・あなた・・・そんな・・そんな言い方・・私、悲しい」
「いいじゃないかよもう、もう、お互い奇麗ごとでなく、飾らず遠慮せず思いのままで」
「思いのまま? 私は思いのままよ、あなたをこよなくこよなく大好きで、私の人生にあなたしかい
   らない
「うん。お互い燃えて焦がれた時があった。だけど今は互いに安心できる、許しあえる安定期に居る
   と思うが」
「だったらあの飛び跳ねるような喜び、踊り狂うような喜びを安定して発揮してほしいわ。私のテク
   ニックで」
「無理・・・だよね、ホラよく言うだろう、初めてとか新たなとか・・ワクワクがないから。あぁま
たかではときめきがないからな」
なん、なんなの?・・・・・それって、釣った魚ではってこと?・・・・・そうなのかしら」
「いや、そこまでは・・・でも男の本性なのかな、一般的に言ってさ、一般論だよ、世間ではね」
「まぁ悲しい。私こわいわ・・もし、あなたがときめきを求めて他の女の人と」
「ん・・・・」
「私、もう少しきれいなら心配はしないけど・・・もし、あなたが他の女性と?」
「止そう,止そうそんな話・・・・・・あっ電話だ、な、止そうよ」
「ね、教えてあなた。ね、私に教えてよ。私、あなたに尽くす、あなたの言うがままにね」
「ちょっと待ってよ電話だよ・・・あっ、はい・・・分かりました明日ですね、じゃ明日の夜、は
い・・・ピ・・・・明日また残業だよ」
「プッツーン・・・また残業ですか?・・・プッツーン・・また接待の?うそ」
「いや接待だよ・・接待って本当に疲れるんだよ、なにしろ人間対人間の際どい交渉、探りあいなん
   だから」
「あなた対あの人でしょ、そうなんでしょあなた、前に課長さんから聞いてましてよ、残業なんてさ
   せてないって」
「ぐっ・・・・・・課長が・・・・・」
 「飾らず、遠慮せず言えばいいのね。もう、私には、これ以上あなたを愛することはできないでき
   ないわ
  白い花の咲く頃 ○○○○○○ 登場人物 過疎の村、何十年ぶりに来て子供のころを思い出す男
    久しぶりの帰郷で一緒に遊んだ男の子と出逢った女性
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「ほんと奇遇だな。まさか・・・・だけど、○○ちゃん(相手)だってすぐ分かりましたよ」
「ビックリ、ビックリしました。偶然ってこういうことかしらね。懐かしい人に逢えたわ」
「僕、何十年ぶりなんですよこの村。道も小川も景色がまるっきり変わってる。家並みはまば
   ら…駅も無くなって」
「私も、この村を出たのは50年も前のことです。生家は取り壊されて草ボウボウになってますわ」
「僕の生家もだよ・・・・・亡くなった家内が都会育ちで田舎嫌いでさ、そんなこんなでこの村へは
全く帰らなかった、捨てたも同然だった」
「そう、捨てた故郷ね?、私も同じかね、結婚したらそれからの生活と商売が全てになって」
「子供の頃さ、この丘には良く登ったもんね、神社の広場が遊び場だったから」
「そうそう、懐かしいわぁ、大きい子から小さい子まで多勢がね、ほんと暗くなるまで遊んでたわ
   ね」
「お寺の鐘がなってさ、帰り道に、夕焼け小焼けを唄ったよ」
「近道の石段ね、良く転んだわ、あそこは走って帰ったわね」
「ほら、あれ、こぶしだよね。春3月、白い花が咲く。そうだった、僕が就職で・・駅で・・・さよ
うならっと言ったらさ・・・黙ってうつむいてた子、それ、君だったよ」
「当時は学校卒業すると みんな就職で都会へ行くのが当たり前でね、みんながそれとなく駅に集ま
って見送ったわね
お下げ髪がとっても可愛かったよ。もしかして 僕の初恋だったかもな」
「あら?そんな冗談よしてくださいよ。私の就職は3年?後よね・・・そうよ、遠くなる村、今でも
覚えてます、白い雲が浮かんでたの」
あのときの空ろな淋しさ思い出すね、村や人たちとの別れ、あれは淋しいと言うより悲しかった
「私ね、独身の頃は、よく帰ってきたのよ、まだ母が居たし」
「同じ々、僕も同じ、とにかく帰る汽車に乗るとほっとしてね」
「帰るとお母さんにべったりでね、一杯お喋りして・・・・・ほおば寿司やら牡丹餅食べて・・・」
「僕はね 山や川、田んぼに畑、それに校庭の鉄棒にぶら下がる・・・そして、戻りは、いつも終車
一つ前で、そうだよ、母が他界した秋、白い月がやけに寒く感じてね、泣いているようでさ、それ
  が 最後の田舎になった」
「夜汽車のゴットンゴットン、窓の外はただ暗いだけよ。亡くなった主人にはそんな故郷が無かった
から、私だけの思い出よ、もっと見せておけば良かったわ」
「あれ、そうですか、あなたも連れ合いが・・・お互い寂しいね・・・・でもね、あなたも僕も 懐
かしく思う故郷があって幸せなんだろね。こんな偶然もあって」
「アラマ、見てください、お月様よ。薄暮の月・・・・・白い月」
「へぇ、ほんとだ、白い月だ。どうしょうかな、この気分。そうだ、あの峰に ヤッホーと叫んでみ
ようかな・・・それとも一緒に「白い花の咲く頃」を唄いましょうか。どう?」
「そうね、良いですね「白い花の咲く頃」、懐かしいわ。一緒に唄います。唄いましょうよ」
 ここに幸あり  ○○○○○○      登場人物 かっての企業戦士、退任して数年後の夫
      頑張った実績で掴みたいのは何か?その妻
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「あのな、限りのある人生だよ。幸せかい?」
「えっ、人生?限り?今?私の?・・・私が?」
「そうだよ。幸せと思ってるのか聞いてるんだ」
「いきなりなによ、何を言わせたいのよ???でも、あえて言うなら可もなし不可もなしってとこか
   しら」
「なに?可もなし不可もなし、ただ生きてるのかよ、お前は」
「お前じゃありませんよ。ちゃんと名前がありますよ」
「いいんだよお前で。お前、ただ息してるだけじゃ詰まんないだろうが」
「なら、あなた、あたたはどうなのよ。人に聴く前にあなたはどうなのよ」
「ごちゃごちゃ言うなよ。俺はお前に聴いてるんだよ」
「そんならあなた、あなたは 私を幸せにできたと思ってるの?どうなのよ聴きたいわ」
「すぐアー言えばコー言う。話が進まんだろうが」
「言わせるのはあんたでしょ」
「また、俺のせいにする。何でも悪いことを俺のせいにするな」
「ほんとだもん、嘘は言えないもん」
「腹立つなぁ、俺が怒ったら怖いぞ、いいか、俺を怒らせるなって」
「あなた分かってないのね、私は既に怒ってる。もう何年も前から怒ってるのよ」
「なんだと、オイ、俺を舐めんなよ」
「そんな汚いもの舐めるもんですか」
「ええい、ど憎たらしい奴ちゃな、こいつぅ減らず口ばっかり、まだ言うのか」
「言いたくないけど言わせるのは、やっぱりあんたでしょうが」
「そこまで俺のせいにするのかよ。喋ってるのはお前だぞ。お前には反省ってものが、少しは反省し
   ろ」
「反省はあんたよ。考えて見なさいよ二人の生活、家事は全部私よ。あんたはブラブラしてるだけ
でしょ。せめて反省ぐらいは全部あんたがしなさいよ」
「オイコラお前、よくもシャーシャーと、言ってることが理屈になっとらん。でたらめ言ってごまか
   すな」
「ごまかしたのはあんたでしょ、20年前の浮気だって・・・・」
「またかよ、あれはほんの一時の・・・いいか、何時までもグダグダ言うと、お前が寝込んだとき、
オムツを替えたらんぞ」
「なに言ってんのよ。えっ、先にくたばるのはあんたよ。もうそろそろじゃないかしら」
「お前な、転んで足の指骨折したろうが、現にくたばってるのはお前の方だぞ。ホレホレ」
「バカバカあんた、それは・・・・」
「オッと、言ったなバカと言った。バカと言ったらお終いよ。今日はこれでお終いだ」
「しまった・・・・まだ言い足りないのに、つい言っちゃった。ねぇ、もう少し続けよう」
「ダメだよダメ、どっちかがアホウ、バカと言ったらお終いだ。二人で決めた我が家の生活ルールだ
  から」
「つまんないわ、これでお終いか。消化不良だわ」
「いやぁ結構言ったじゃないか、それだけ言ったら気分は青空だろうが」
青い空?違う、白い雲が浮いてる・・・・それよりあなた、ほんとに、どっちかが寝込んだら
   どうなるのかな」
「そりゃ夫婦の絆、どっちかだろうよ、どっちかが面倒見るんだよ」
「もしも私が・・でも私の場合、あなたに気兼ねしないわよ。これまで我慢し耐えてきた代償で」
「うんな、俺は仕事、家のこと全部お前に任せてきたからな・・・子供の反抗期、苦労かけてきたよ
   なぁ」
「それにあなたの浮気、心に受けた爪のあと、妻として、母として女の道険しかったわ。雨の時代
も嵐の時も」
「チェ、嫌な話になってきたな。だから あのときは一筆書いたじゃないか・・今後一切・・それに・」
「だからぁ許してあげたじゃない」
「なんだよ、いつの間にか、さっきの続きみたいに・・・・お前の策略か?アホらしい」
「オッホッホ、アホらしいと言ったわね。ルールです。これでおほんとにお終いよ」
「まったくぅぅぅ、いいように振舞うんだからぁ・・・・・ん、?なんだって?」
「もしもよ、私が重い病に倒れてね・・・それでも命の限り『あなた替えて』と呼んだらどう
  応えてくれる?」
「ハイ分ってます。素直にハイと言えば良いんだろ、ほんとにぃ、言いたい放題言ってるんだよお前
   って」
「すべて骨を惜しまず尽くしますって・・ただ、あなたは忠実に・・一筆よね。頼りにしてますよッ
   テ」
「アぁ~、一筆献上重いなぁ」
「こうして居るのって案外幸せなのかもね。ここに幸ありってとこかもね」
「アーァ、聴かなくっても良かったんだ・・・・そうなんだよな、ただ互いに息してるだけでも幸
  せ、チェッ」
「サァあなた、テープ用意して。今日は気持ちを込めて唄えそうだわここに幸あり
   うそ  O       登場人物 こんな男が居るから!! の こんな男
     男の甘い誘い言葉につい惑わされた女性
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「○○さん(相手)、今朝はいつごろきたの?・・・・私は3時までは起きてたのに」
「あっ目が覚めたんだ○○(相手)、愛してるよ、愛してる」
折れたタバコの吸殻が8本、結局はできなかったのね」
「え、なに?知らんよ、何のことだい?ファ~ァ愛してるよ」
「あくびしながら愛してるよなんて、そんな、無理して言わなくっても」
「いや、ほんとに愛してるよ、君が愛しいんだよ」
「もうそれくらいしか言葉が見つからないのかしらね?これまで いい加減おいしそうなことばっか
り言ってきたから」
「うーん、何言ってんだよ、愛してるし愛しいし、な、○○(相手)、 少し寝るよ、眠くって」
「私、鍵を掛けずにいるのって怖くって・・・・ここは盛り場の近くよ、物騒で」
「大丈夫だよ、いざの時は僕が必ず・・・ね、この僕が」
「正直に言って、私とこの部屋、ただ都合が良いだけの利用なの?」
「とんでもないよとんでもない。とにかく、とにかく眠いから後で聞く」
「ひと眠りして起きたら また出かけるんでしょ。だから今答えて」
「・・・・だったらさ、何をさ、なんのこと?どういうことさ」
エプロン姿が似合うって・・今までの人にも同じこと言ってるのかしら、そして新しい人にも」
「えっ、今まで・・新しい・・・・エプロン姿・・・」
爪も染めずに着物姿で・・・・花嫁衣裳はどうするの?なんて・・・・新婚生活を連想させる餌
なのかしら?・・・みんな自分の言ったことでしょ 憶えてるでしょ?」
「も、もちろん。もちろん憶えてるさ。でもでも君だけに、君だけに言ったんだよ」
「違う。絶対違う。貴方のことみんなに、夜中に電話して聴きました・・・・そしたら、またまた
きたのね、次の・・・誰かいい女出来たのね
「うっ、僕のケータイ見たのか?・・・・みんな・・・ぁ あの子にも電話をしたのか・・・」
「そうよ、あの子、今朝 白状したわよ。夕べ貴方と一緒だったって」
「やだなぁ、バレたのか」
「車の帰りに貴方が言ったんだって、あんまり飲んじゃいけないよッテネ。一人の身体じゃないなん
   
「ば、ばかだな、あいつ・・・・そんなことまで・・・」
「そうよ、そんなことまで、女が後から泣けるよな女がほろりと来るような、思わせぶりなことば
かり、口からでまかせな、そんなこ・・なっナニスルノヨ・・止め・・ムニュ・・ヌ」
「チュー・・・チュ・・○○(相手)どうだい、君だけだよ、この熱い口づけ、ね、君にだけに」
「よくもそんな冷たいうそが言えるわね。もう来ないで私、そのうそで迷ッた恋にサヨナラできるわ」
             その2 登場人物 喫茶店でヒソヒソ話、眉をしかめたりにやけたりの男
     身振り手振りの様子からリードしてるのはこの女性
「そっちはどうですか?巧く行きそうですか?巻上げるのはいつ頃で?」
「私のお節介よりあんたの方はどうなのよ?ほらさ、一番新しい娘、なびいて来たの?」
「あいつね、いちいち立ち止まって考えるタイプで、チョット手ごわいかも。けど、金は相当溜め込
んでるみたいで」
「で、どこまで進んでるのよ。え、彼女のアパートに入り込んだの?」
「それくらいは、今じゃ僕の行くのをどんなに遅くなっても鍵を掛けずに待ってるくらいで」
「遅い?あんた何で遅くなるのよ?早く行って早く喜ばせ、早く美味しいとこ戴かなくっちゃぁプロ
   らしくないよ」
「それがね、もう一人の女がしつっこくて、とにかく求めに求め満足しないと離してくれないんだ
よ。どんだけ精力剤飲んでもクタクタさ」
「いいじゃん。その女、そこまで行けば後はせびって見な、どれだけでも出すよ。、それよりアパ
   ートの女だよ」
「そうです。あいつ、トントンと乗ってくればいいんだけど、この前も折れたタバコをじぃっと見て
誰か他の人がって勘ぐってくる」
「そう、立ち止って考えるってか?・・・じゃ、あんたはその勘ぐり癖を逆利用すればいいじゃん
。その女の勘ぐり先に 希望をちらつかせて見せるのさ、そんな手を使うのさ」
「しかし、そうは言っても具体的になると 女の心は結構難しくできてるから」
「でもないよ、簡単だよ。その場合注意するのはタダ一つ、あんたはちらつかせるだけで 結論は
あくまで女に考えさせること
「だから難しいって言うんですよ」
「まどろっこしいわねあんたって。女が後からホロリ泣けるようなセリフがあるでしょうが、『 
プロン姿が似合うよ』 とか、『爪も染めずにいてくれ』って言ったら、そいつ勝手に思い巡らしたり
   ふくらませたりするだろうが」
「そ、そうかな?」
「勿論、その次に上塗りが大事だよ。頃合見てさ、あつい口づけしながら『花嫁衣裳はどうするの
僕は着物が好きだよ』くらいで女はのぼせちゃうって」
「そうか、サンキューです。それにする、それで行く。姉御ありがと、それにする」
「順々に決めて行くのがコツなんだよ。テクニック少しは解ってきたかな?」
「そう言えばあいつとの切っ掛けは、帰りの車で『ひとりの身体じゃないんだよ』ってのが効いたよ
な。あれも姉御に教えて貰って」
「このケース、上がりは山分けにしてもいいわね」
「よーし、即実践だ。うそ言っちゃうぞ。価値あるうそを」
 京都慕情  ○○○○ 登場人物 本社に栄転の男性と恋愛最中の姉
    姉の恋愛相手の素性を知った京都観光ガイドの妹
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「どないこと?急に呼び出しはって、うち、迷惑どすえ」
「姉さん見はった。あれ、あの人どすねん、奥さんと子供二人連れて」
「へぇ、あの人」
「うち、前に何度も見てしもうたえ、姉さんとあの人。嵐山河原町で、腕組みはって・・・・・」
「あんたってけったいな人どすなぁ、仕事しっかりしてはるのかしら?名所案内いい加減で周りばっ
かりキョロキョロ」
「ガイドはしっかりしてますえ。話し逸らさないでおくれやす。間違いなく、間違いなくあの人どすなぁ」
「そうどすけど、なんや連れの人、あれは近所の人?それとも親戚の人かもえ」
「親戚?」
「あの人、京都本社に来て1年どすえ、そろそろ兄さんとか姉さんの家族が京見物に」
「およしやす、あの ちっこい子がパパママって・・・・・・・その耳で聴きおいやしたでしょ」
「子供が・・・・・・なんでなの、なんであんたが、そないに・・・うちの幸せを・・・」
「えっ幸せ?そこまで行ってはるの?えっ姉さんそこまで」
「うちかてアホやおまへんえ、あの嵐山の夜以来、逢う度に必ず確かな幸せを」
「ダメ、姉さん それって不倫どす・・・・・奥さんや子供、三人の幸せを盗んではるのえ、分かる」
「あんたには分からないわ、あの人の魅力、真心が」
「それは問題どす。あの人の素性、すっべり分かりましたえ、そやさかい心配で今日」
「信じ合えるさかい愛し合えるのどす。あの人の言葉想い出すと胸がキューッと・・・あぁ、夕焼け
  の高瀬川
「ダメダメ姉さん、信じちゃおへんえ、あの人の本性は・・・」
「本性?あんた、なに言わはる気ぃ?何言わはるの」
「会社の営業接待に使うてはるあのホテル、うちらも お仕事でよく行ってますえ」
「あの人、営業のエリートどすえ、不思議じゃおまへんえ」
「あの人 あのホテルでちゃちゃむちゃく 若い女性に声掛けてはるえ」
「ソ、そんな、あの人に限って」
「うちの仲間内でも怪しい人だって評判どす、それで、うち、試しにちょっとスキ見せたら早速誘っ
  てき ましたえ」
「マッ、なんてことを・・・・・・・」
「それが えらいひっこい、えげつなく、ほんの一時で必ず幸せにしてあげるって、ひっこくひっこく」
「止めおし!あんた・・・・嘘、そないこと・・・」
「ねえ、姉さんったら、そんなのに引っかかったんと違いまっしゃろか。ねぇ、姉さんったら」
「止めおし・・・・そんな、言わんといて。ひどい・・・・・一度確めて・・・・・」
「しっかりおし姉さん、今さっき、ほんとの姿その目と耳で確めはったのに。それでもまだ仮面か
ぶった ふしだらな男に 美味しい思いをさせるの」
「あぁ、けったいな・・・・・・どうして・・・急なことやさかい・・・」
「ここまで分かってまだ迷うてはるの姉さん。え、あんな奴のこと、どうして消せないの、きっぱりと」
「きっぱり・・・今までのことが・・・どないなことに・・・・今日までが・・でも」
「騙された恋でも恋は恋、そうなのかしら?別れの辛さがおますのんか?どう?ふんぎり付くように
父さんや母さんにも」
「ぅっ、そんな・・・かんにんどすえ・・・く・・わ・・う・・・うちを・・苦しめないで
「姉さんは、騙し男の毒牙に仕留められた獲物おすなぁ、慰謝料しこたま」
「よして、止めておし・・・・もう苦しめないで、ぁぁ責めないで
「苛付くんどす姉さん見てると、ここできっぱりと、きつぎり決断しはって」
「・・・ぁぁ嵐山・・・高瀬川・・・いままでの・・・・」
「アァ、じれったい。涙なんか、何よ姉さん、泣く前に・・・・そうどす、今までのこと二度と帰ら
ない遠い日のことにして、川に流せばよろしゅうおすえ」
「遠い日に・・・・・ぁぁ遠い日は二度と帰らない・・・・と言うこと・・か・・し・・ら」
「そうどす。ほたら、姉さん行きまひょ、ちゃっちゃと流しに行きまひょ、夕やみの桂川
  からたち日記   ○○○○○○ 登場人物 娘の幸せを願うが故だったのか?心乱れる母
     こころで好きと叫んでいた娘
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「どうするの○○(娘)、母さんは 今度の人は良いと思うわよ」
「お節介なのよ叔母さんったら・・・・母さんもそんなにしっこく言わないでよ」
「だって、あの人もこの人も、それに今だって、今までだって誰一人お付き合い無しでしょ。いい
   の?もう年頃よ」
「放っといてよ・・・・・ホント、うざいんだから」
○○(娘)には、早く幸せになって貰いたいんだよ。それだけなのよ」
「だったら母さん・・・母さんがそんなこと言える?失敗したんでしょ。高3・・・・でしょ・・・
私には父さんが居ない・・・ふぅ」
「そ、それは・・・・だから一人じゃ・・・同じ失敗は・・・」
「同じ?なんなの?・・・とにかく、私のことは私が」
「あんたがね、当時の思い出だけに惑わされてないかと・・・」
「当時の??思い出?・・・なにが?」
「あの人が幸せになろうねって、あれはあんたが大学に受かるようにって」
「なに?母さん、もしや私の・・・・私の日記読んでたの?」
「子供のことは自分のこと以上に心配するものよ、親ですもの」
「親だったら日記を盗み読んでもいいって言うの・・・・そうなの母さん」
「家庭教師の大学生と、もし若い二人に間違いがあったら勉強どころか悪い方へ」
「そんな・・だからと言って・・・そんなこと許せない」
「でもね、あの人、折り目正しく、礼儀を守ってくれたから・・・あのの誘いにも・・口づけすら
   ・・」
「えっ、あの日は雨・・小さな傘をかたむけた・・母さん、見てたの?読んだの、どっち・・・・
けすらの思い出さえも残してくれず
「そりゃ、あの年頃は、とかく甘い夢を見たいものよ。でもね、過ちがあっては・・・」
「過ちって・・過ちだったら母さんでしょ。私が学校から帰るまであの人と何してたの!なにを」
「うっ・・・・・・あんた・・・」
「あの人、いつも けだるそうに目が潤んで・・何かの余韻で・・・そうでしょ!母さんが自分の淋
   しさを満たしてた」
「えっ、ぁ、あんた、見たの読んだの私の日記」
「母さんとは不純でも私とは・・・私の思いは・・きっと もう一度出会えると思うわ、あの小径で」
「お願い○○(娘)もう待たないで・・・そうでしょ、例え出会えても トゲが、トゲがいっぱい」
「いいえ、例え幾たび白い花が咲き、黄色い実が実ろうとも待つわ。私は待つの。きっと来てくれる
   から」
  噂の女       登場人物 一緒に入社した幼馴染に友情???を発揮するOL(友
    何故か彼氏に嫌われ始め幼馴染みに慰められる?OL
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「○○(相手)元気ないね、顔色・・くちびるさえも褪せてる・・・どうしたのよ」
「別に・・・・」
「幼馴染みよ、親友よ、聴いてあげるわよ、相談乗るわよ」
「いいの○○(相手)。大したことじゃないから」
「ホラ、大したこと無いって言うときこそ大変なんだよ。○○(相手)の癖分かってる。でしょ!
あの人のことでしょ」
「で・・・う・・・ぃぇ・・・もう一杯、もう一杯、のどが・・・」
「ガブ飲みは悪いわよ、身体にも、肌にも、心にも」
「酔えば、酔えば忘れることが・・・少しの間でも」
「それより打ち明けなよ。その方が悩んで止まってるより次のこと考えれるのよ、○○(相手)
ホラホラ もう一杯」
「ご・・・ごめんね○○(相手)。忙しいとこ誘ったりして」
「いいのいいの、で、○○(相手の恋人)さんが今度は?」
「○○子(相手)の言うとおり、指で、はなさないでと甘えてみたの・・・でも」
「でも?一回じゃダメよ、男って案外恥ずかしがりやだから・・・心を込めて」
「そうよ、すがりつきたいあの人に昨日の夜も・・・・でも・・でも」
「でもって、でもじゃ分かんない。でもだけじゃぁ」
「反ってあの人の心、遠くへ行っちゃったみたい・・・・・夢を消されたみたい」
「そうかしら?男の裏返し表現じゃないこと?ホントは、心の中では」
止して・・・止してよなぐさめなんか
「いいこと。決して望みを捨てちゃダメよ、夜がダメならお昼の仕事で巧く接して」
「仕事・・・・職場ではもっとダメ、なぜか、なぜか私と課長が怪しくないかと」
「えっ、課長さん?あの女好きで評判の悪い課長さん?」
「忘年会のとき、課長にビール注いだでしょ、その時の様子がただならぬと○○男(恋人)が言うの
   よ」
「あら、言いがかりもいいとこ、そんなの、なんか変な噂を立てる人が居るのかもよ」
「課長の次に 私が風邪ひいたでしょ、それだって」
「それだって???」
「どうせ濃厚感染だろうって、○○男(恋人)さんが言うのよ」
「どうせって言ったのね、どうせって。間違いないのね、どうせ・・・もう、決定的だわ」
「決定的?・・そうよ、あらぬ事まで決め付けて言う。高校キャンプのときの腕の傷を どうせ失恋
して自殺未遂の跡だろうって・・・・・・そんなのうそよ」
「ひどい!ひどいわね それはひどい。そこまで言われちゃ もうお仕舞いよね・・・サ、もっと飲
  ん で」
「私嫌われてるみたい。もしかして?あの人に好きな人ができたみたい」
「そうかもよ、だから○○(相手)叩きのめされて・・・可哀そう・・でもよ、よく考えて、あの
人だけが男じゃないから。ね、これは大切なことよ」
「大切なこと?」
「そうよ、女は悲しさを経験してより美しくなるのよ。愁いを秘めた瞳こそ男には」
「いや、そんな・・・・それより私のことを悪く言う誰かが」
「ダメ!○○(相手)親友だから言うわよ。疑心暗鬼はダメ。そんなときこそ、今こそ一番大事
なときよ。分かる、今こそよ」
「今こそ・・・・・・・・・」
「そう、例えどんなことになっても、心まで醜くなっちゃだめ、好きな人が例え他の人と幸せになろ
うとも、憎んじゃだめ、恨んじゃダメ」
恨むことさえ、あきらめよって?」
「そうよ、たとえ、その他の人が誰であろうとも祝ってあげるのよ,祝って。それでこそ美しい国
   が」
「え・・・・美しい国・・つくり????」
「そう、この際、何でもいいの・・・・とにかく、それくらい、私は真剣に心配してるのよ」
「そこまで・・真剣に考えて、心配してくれて・・ありがと・・シクシク・・女心の悲しさなんか、
   シクシク」
「泣くんじゃないってば、慰めて、励ましてあげるわよ。親友だから・・・ネ、泣かないで」
「泣けるわよ・・・どうせ、どうせ私って、うそと泪のしみついた・・・弱い女なんだから」
「アラアラ、どうせだって、私の口癖、○○(相手)にうつったみたいね」
  おまえに       登場人物 喫茶店で待ち合わせ、妻を待つて居た夫
     潜めていた決意をぶちまける妻
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「ツン・・・・どちら様でございましょうか?」
「おい、何だよ、どうした 冗談かよ。冗談なら」
「ツーン・・なんか御用でしょうかしら」
「おい、おまえ、正気か?なに気取ってんだよ」
「ツンツン・・・御用じゃない、じゃ帰りますから」
「マ、待てよ、いや待ってくださいよ。ホレ、なんだよ、何時 戻って来るんだよ」
「ツン、戻るって?そんなこと誰が言いました・か・し・ら」
「なに言ってんだよ。もう三月になるだろうが・・・・もう三月」
「三ヵ月・・・そう言えば、もう そろそろ通知があってもいい頃かしら?」
「あっそうだ、おまえ宛てだよ社会保険庁からの重要文書。ほら、これ」
「待ってたのよドレドレ・・・・・・・へぇー、分が悪いけどマァ良いか、仕方ないけど」
「仕方ない?・・・えっ、なんだと?それ!年金分割案内、お、おい、おまえ、おまえ一体・・・」
「娘から聞いたでしょ、私の気持ち、変わりませんから」
「娘から?いや、あ、そうか、もう少しの間 母さんに手伝ってもらうって言ってた?」
「いえ、違います。貴方を忘れたときの心地よさ、だから別れるって。あんなに伝えるように言った
   のに」
「娘がそんなこと言うわけないだろ。子供の首が据わる頃まで母さん貸してとは聞いたけど」
「貸して・・・・・品物じゃあるまいし、家政婦じゃあるまいし、そうなのね、私の存在を家政婦ぐ
   らいにしか・・・」
「おい、あのな、おまえ」
「おいとか、おまえとか、この何十年、そうなんですね、そんな程度の・・・・」
「程度?・・程度??いや、俺たち ほどほど良かったんじゃないか。おまえと約束をしたあの日か
遠くここまで来て・・・・な」
「私、騙されたのね、貴方の甘い言葉に・・私の一生は、まるで品物扱いで・・なぶりものとして」
「おいおい、騙した、違う・・・・だってよおまえ、おまえ言っただろが、『私を貴方の好きなよう
に』って、な、言ったな」
「貴方だって言ったでしょ、『君が幸せに思うなら僕は一生シモベになって』と・・・ね、言ったで
   しょ」
「そ、それは、当時の思い昂ぶった気持ちで・・今思えば、ちょっとした心の傷とでも言うか」
「心の傷?・・・・無理にこじつけて誤魔化そうって・・・」
「な、結婚前のアレコレ おあいこだよ、おあいこ。同じ傷を持つおあいこ、な、そうだろ」
「私の我慢でここまで来たのに・・・約束のシモベなんてただの一度も・・・」
「わ、分かったよ。食事に家事、どれだけ大変か今度で良く分かったよ。だからもう」
「ツンです。ツンなの!新たな約束が無くっちゃぁ、それに保証が無くっちゃぁ」
「分かった、シモベになる。だから・・・とにかく・・・そばにいてくれるだけでいい・・から」
「ダメッ、もうひとつ条件があります。口先だけならダメ、誠意を確めます」
「え?誠意?」
「そう、あの歌唄いなさいって、私が採点するわよ。私の心にぐぅっと響いたら合格よ」
「えぇ~、あの歌か『おまえに』だな。う~ん、巧く唄えるかな、むちゃくちゃ緊張するな」
「さ、参りましょ、カラオケよ。さ早く。サッサと立ちなさい・・・・ホッホッホ
忘れな草をあなたに  ○○○○○○○○ 登場人物 不幸にも病に倒れ寝たきりの夫
     懸命に介護する妻
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「ゆめ、夢見てたの?」
「う、うん」
「涙が・・・なんでしょう?悲しい夢でも?・・・」
浜辺でな・・・・君が小さな花を・・・・」
「浜辺で?小さな花、そうなの・・・もしかして・・あの公園」
「ク、悔しいよ・・・・・悲しいよ・・・すまんと思うよ。こんな・・・」
「あなた、自分を責めないで、私はちっとも・・・」
「わしさえ健康なら・・・・こんな・・・寝たきりでは」
「しょげないでよ、神様の決めた運命なのよ。逆らえない天命があるのよ」
「なまじっか、あの時が・・・もし、6年ぶりの再会さえ無けりゃ・・・君は こんな思いをしなく
   っても・・・・」
「やっぱり、浜辺の公園の夢見てたのね・・6年ぶりに再会したのもあの公園・・・ね」
「夢の中でも・・・・小さな花だから小さな幸せでいいのって・・・君が言ってたよ」
「あっ、はい、あの再会の時は なに言ったか?もう、待ち焦がれて思い詰めた気持ちをみんなあな
   たに
「高卒のときは 君の気持ちに気付かなかったよ。君はただ公園の草花を摘んでは浜辺に投げ捨てる
けだったから」
「次の日にあなたは東京へ。あなたの幸せを祈る言葉に代えて、あの花を・・・ただ泣き濡れて浜辺
   に摘んだ
「春の夕暮れだったよな」
「投げた花を 漣が海の遠くへ連れて行くのよ、悲しかったわ。別れても心の奥に憶えておいてほし
  い から・・・」
「涙ぐんでたのは分かったけど」
「同じ想いを抱き合うその日がいつか来るように、そしてきっと来る 必ず来ると祈ったのよ、私、
欲張りでしょ・・・・それが6年経って願いが叶ったわ。それもやっぱり天命だったのよ」
「かぁさんがさ、よく遊びに来てた君が嫁さんになったと知ったらなんと言ったろうな?」
「おかぁさん思い出すわ、たとえ雑草でも,花が咲き終わらないと抜けないってね。優しい人だったわ
   ね」
「若死には家系かもな。だからわしも・・・やがては話しもできないように・・今以上に苦労掛ける
   ことに」
「いえ、私ね、あなたはきっと良くなると思ってるから。ね、頑張りましょ」
「な、情けないよ、情けない,涙さえ自分で拭けないんだよ・・・く、くやしい・・・」
「いいのよ、あなたの私がいるじゃないの。あの公園で 私は命ごと全てあなたにと誓ったのよ。だ
   から」
「うぅ・・・・・・あの公園は今でもあるのかな。もう一度行けたらなぁ」
「ちょうど 今頃の季節だったわねぇ。きっと 花が咲いてるわね」
「○○子(相手)・・・・・すまんなぁ・・あ・り・がとう」
「泣かないでよあなた。あなたと一緒が私の幸せなのよ。そうだ、思い出して唄うわ。この歌、きっ
とかぁさんも一緒に唄ってくれるしょうね。アカベラだけど」
 骨まで愛して   ○○○○○○ 登場人物 求めるのはひたすら愛だけの女
     さて、どうする、どうする?の男
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「ねぇ、足りなーい。もっとぅ、ねぇ、ムーチョ」
「もう、もう、モウ、これまで」
「何で?なんで、ネー、ムーチョ、べサメームーチョ」
「いやー勘弁、もう、続かない」
「続かない?気分乗れないの?じゃまた最初から・・ネェ、先ずは優しい言葉惑わせて、ネェ」
「チョット、チョット」
「何でチョットなのよ。早くぅ優しい言葉を・・・私、この人だけはと信じたいのよ、早くぅ」
「欲張りなんだよ○○子(相手)は・・・・モウ無いよう」
「うそだぁ、足りない、足らない、生きてる限りはどこまでも、探し求めて、ネェムーチョ」
「ネ、そこまで・・・ナッ君ったら始めて知った喜びでもあるまいに、な、そうだろ」
「それ、それって侮辱?それとも軽蔑??」
「いやいや、そんな気持ちで言うんじゃないって。君ったらあんまり強いからさ、甘えのテクニック
   も上手で」
「テクニックじゃないわ、そうよ、たとえ傷つき汚れた私でも今度は違うの、本気なの、ネェ、ムー
   チョ」
「分かるよ分かってる、だからこうして、アッ、そうだ、お手当て持ってきたから」
「お手当て、そんなの要らない。なんにもいらない、欲しくない、私の・・・・・」
「いやほんの・・・・で、これくらいは、百は無いけど・・・」
「違うーん、私の気持ち分かってない。私の願いは唯一つ、ベサメムーチョで満たして欲しいのよ。
ただ あなたがあれば幸せなのよ」
「嬉しいね、わしは幸せだぁ、今日も来て良かったよ。でもな、体力は限界、そっちはこれにで堪
   忍」
「どうして、どうして。どうして幸せ求めて疼く女をなぜに泣かすのよ。ネェ早くぅーん、ベサメ~
ムーチョを・・骨まで愛して欲しいのよ
長崎は今日も雨だった  ○○○○○○○○ 登場人物 旅先で逢った女性に執念のイケメン
     ハイハイ、スナックのママでございます
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「いらっしゃい、今夜もですか?アラマ!ズボン、びっしょりで」
「今日もね、探し求めてひとりさまよえば行けど切ない石だたみだったんです」
「そう、石だたみネ、強い雨のトビシャリでね」
「それにオランダ坂の登り下りですよ、ずぶぬれ」
「おビールですね。しかしさぁ、すごいわ、その娘を探して6日目でしょ。すごいねあなた」
「うん、素直で、とっても性格が良くて賢い娘。僕と相性ぴったりの娘、絶対探し当てなくっちゃぁ
   ね」
「あなたに そこまで言わせるその娘、その娘さんもすごい」
「そうだよ。ママにも分かるんですね。はいビール・ジャンジャン」
「でしょうが・・新幹線で 初対面で、東京名古屋間のたったの2時間であなたをそこまで虜にする
   なんて」
「うかつだったよ、携帯電話の番号か住所をしっかり聞いとけばな・・分かってるのは石畳にオラン
ダ坂、それに丸山町だけ」
「それだけでは頼りないわねぇ」
「でもさ、絶対探すよ、その娘の愛の言葉を信じてるから・・・あぁ、愛し、愛しのひとは、どこ
に、どこにいるのか
「えっ愛の言葉??ほんと?、そんな賢い娘が唐突に不用意なこと言うかしらね。変じゃない??」
「ほんとだって、以来、毎晩だよ、夢に出てきてさ、愛のアレコレ話してるんだよ。偽り無い事実だ
   よ」
「アラ、夢・・・夢で・・・うすうすそんなことじゃないかと・・・それじゃあなたの一方的なのぼ
   せじゃないの」
「そう思われても仕方ないか、所詮他人には分からんだろうって。それよりさ、熱い思いでこうして
ると、もしかして逢えるかも知れないと・・・」
「アララ、そうかもね??まぁ、こちらは商売商売」
「もう休めないから明日朝早く帰るんですよ。だから今夜が最後・・ネェママ、あの娘はどこに?ウ
   イ」
「さぁ、どこなんでしょうねぇ」
夜の丸山は冷たいよ、冷たい風が身にしみるどこに居るのか教えて欲しいよ、ウィーイ」
「はいハイ、焼酎のお湯割ですよ,あったまりますよ。はい、ジャンジャン」
「てやんでぃ、長崎なんか雨ばっかりで・・・僕ちゃん困っちゃうよ、帰ってママちゃんになんて話
せばいいんだよ。僕ちゃん困っちゃう」
「えっ、僕ちゃん??ママちゃんって、おかぁさんのこと?」
「だよ、ママちゃんが、とにかくその娘、ひっ捕まえて来いって。後はどうにでもしたげるからっ
て・・・・ウエーン、ひっ捕まえること出来なかったよう、ウエーン」
「そうだったの、変だと思ってたわよ。親子揃って狂ってるのね・・・・・・さ、ハイハイお勘定い
ただきましたよ、看板ですよお帰りはこちら」
「ウイー・・・命も恋もすてたのにウィーってか・・・心乱れてぇ~・・バターンピシャリ」
「ピッポ、あ、モシモシ○○子(娘)やっと帰ったわよ。やっぱりあの男、マザコンでサ、相当の
アホウよ。隠れていて良かったわよ、じゃ、詳しくは後でね。 ピッ」
 霧にむせぶ夜  ○○○○○○ 登場人物 社長令嬢に見込まれた男
     少しばかり我侭かしら?のご令嬢
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「ネェ、なぜ行くの?」
「あの、なぜって、親友の結婚式ですから」
「でも、なぜ行くの?」
「はい、あいつとは、大学のサッカー部で、一緒でしたから」
「雨上がりで霧が深いのになぜ行くの?」
「あれ?霧がなにか?」
「お黙り!だけど、なぜ行くの?」
「やがて僕たちも挙式でしょ、そのとき彼は絶対来てくれますから」
「なぜ?どうして?なんでなの?今夜、連続記録が途絶えるのよ。どうするの?」
「それは・・・でもね、少しでもあなたとの時間をと思い夜行バスにしたんですよ。23時発の」
「だけど結局・・アレ出来なかったじゃない。愛情を確認しなくっても良いと言うのかしら?」
「たった一晩ですよ。逢いたくなったら夢でも逢えるじゃないですか」
「いや、そんなの、夢では感じないわよ。あなたが居ないってのは離別よ。だから死ぬほど辛いの
、あなたはそれでも平気なの」
「平気じゃないです。『君より切ないこの俺なのさ』の気分です」
「勝手に、切符買っちゃって、バスの発車まで、もう 後10分じゃないの」
「明日の夕方には帰ってきます、だから短い旅なのに
「とにぃ、明日、式場で他の女性を見て綺麗とか可愛いとか思っちゃダメよ!綺麗で可愛いのは私だ
   けよ」
「勿論ですよ、明日の僕ね、きっと『君より淋しいこの胸なのさ』の気分です」
「私、今夜、眠れそうに無いわ。アラ!もう直ぐ発車、ソウダ 30分ごとにメールしなさい、命令
   よ」
「あ、はい、もう直ぐ発車・・・だから・・・泣くのをやめて笑顔がほしいのに
「いいこと、○○男(相手)は将来社長なのよ。だから全て私の・・アラ、あんな子がバスに乗る
の! だめ!あっち向いちゃダメよ!!いいこと、許さないわよ、承知しないわよ」
「はい 分かりました。では」
「あっ、まって待って、バスであの子と同じ空気吸うっちゃダメ、許せない。○○男(相手)今、夜
霧を一杯吸い込んで・・バスの中では、ダメ!!アッ、行っちゃうの・・・あの」
「あぁ、やれやれっと・・・前途が思いやられるなぁ、この気持ち、呼吸困難だよ、霧に咽
ぶよ・・・涙じゃないよと云いたいけれどこらえてもこらえても・・・・・あぁ情けないよ、
   まつげが濡れる
そんな夕子にほれました○○○○○○○○○○○ 登場人物 アレ!コレ!でぞんざいに妻を使おうとする夫
      逆襲をこころみる妻
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「オイ!アレッ、アレとってくれ」
「アレって?」
「アレだよ、ホラ、分からんのかアレだよ」
「ホイ、アレってコレ、ホイホイ」
「違う、オイ!オメー、アレ・・・オメーなぁ俺と何年暮らしてんだよ、アレだよアレ、アホー」
「ポコン」
「イテッ・・・・何だよ、何でいきなり頭を・・・えっ何でや」
「簡単だから、口で言うより簡単」
「簡単だからポカンか?そんな」
「それに早いでしょ」
「簡単で早い?」
「そして分かりやすいわよね」
「いきなりポカンとやっといて、その上グダグダ抜かす。何たるこっちゃぁ、ん
「そして 効果があるでしょうが。あんた、何でかって考えるでしょうが」
「オメーこそ考えてみろ、女が男に手を振るなんざ以ての外だぞ。けしからん」
「そりゃ仕方ないわよ。全て何事にも原因があってのことだから」
「だったら原因はオメーの手だろうが!そのオメーの手」
「この手の動く原因はあんたでしょ。あんたしか居ないのよ元の原因者は」
「元の原因?よっしゃぁ、なりゃぁ言うぞ、元々の原因。元々はオメーを俺が救ってやった、いいか
よく聞け ナイトクラブに居たオメーを俺が救ってやった・・・・その恩を忘れたか」
「マチ!ちょっとマチッ、救ってやった?チャンチャラですよ、そんな○○子にほれましたって、
しっこく口説いたのはどこのどいつよ」
「言ったなぁ、鏡に聞いてみな、そしたら思い出せるだろうって、当時だよ、小さなひと間アパー
暗い過去に泣く女を救ってやったのはこの俺だ」
「てんで違うわ、ママや友達にまで可愛い女可愛い女と言いふらしてさ、近づいてきたのはあんた
よ。分かったかねポコン」
「イテッ、またやったな・・・なら、決定的な仕草を思い出せよな、いいかオイ、グラスを持つ手
ふるわせて愛が欲しいと泣いていた・・・・・だろう、オメーだ、参ったか」
「ポコン、ポコン、またポコン」
「コラッ、コラッ、気易う叩くな。俺は木魚じゃねーぞ」
「もう一つおまけに、ポ」
「待て、参った、ポコンに参った。今日は日記にそんな○○子(相手)に殴られましたと書いてお終
   いにするから」
「そう、良いわよ。それに、もう一行、アレコレソレなんて言葉、使用禁止と書いとくのよ」
「分かったよ、書いてアンダーライン引いとくよ」
「忘れちゃダメよ、ホントんにあんたはアレなんだから、アレしとくのよ。さぁ早くソレやりなさいってば」
 リンゴ追分○○○○○ 登場人物 地元農協に就職するが上京志向の孫娘
     孫娘が可愛いばかりのおばぁちゃん
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「○○子(孫娘)、こったら寒び夜ね、おめぇどこさ行ってただ」
「寒がねよ、も、春だでば」
「んだ、頭さ白い?まんづはぁー、リンゴ畑さ居だのが??リンゴの花びんらが風さ散ってらべ?」
「ばさま、お月さま、でったらだ十五夜だはんで、まんまるだな」
「したって、目っこうるまへで何が悲しいごとあったのが。早うこっちゃさ来てぬぐだまったらよが
   っぺ」
「ありがど・・・なも・・・・おら・・・・みんなど」
「そだのがー、明日だな?一番列車で」
「んだ、4人とも、銀ちゃんマイちゃんゆうちゃんは東京さ、ねもちゃんは横浜さ行ぐだ」
「淋しい?すだばって、そすたことだば一時だ、ホラ、おめぇも農協就職で、皆ハー親切さしてける
   ねぇ」
「そったらごと分がねよ。半年後、皆揃ってハトバス乗るって。約束すたんだ・・・おらも」
「なんねぇど!東京で、おがさがねぐなったべ。いいことなんもねね。おめも嫌いだびゃー、んだベ
   ー」
「しったらごと聞かねんで・・・・・ただ、みんなが・・・・おらも」
津軽コは津軽が一番いがっべぇ、そえだば、本屋の政坊、東京さ性、合わねんで帰っで来て農
協さ働いでるべ、頼りさすなが」
「すだばって、おら・・・・」
「仕事だば、おっかないごとねぇーよ、参事の吉さん親戚だし、新入りの仲良しジョー君ど一緒ねけ
っぱらがぁー」
「ばさま、昨日もおっとえもあの綿みてんた白い雲ぁー、みんな南の方さ流れで行ぐしー。おらぁ
   も」
「なにさ言うだば、純な者さ東京で暮らせねぇごどおがさでよーく分がってら筈でねが。おめの就
職、おとさも爺さまもえっぺ喜んで、一番喜んでらのはおがさだべな」
「・・・・・お岩木山のてっぺんさ・・・・・・・おら・・・」
「んだべな、おめェえ若えもんな、別れば辛がぁー・・・そうんだぇのー、そっと・・・んだ」
  越前恋歌   ○○○○ 登場人物 中学生時代以来の親友トリオのA子
            〃     B子
歌詞とメロデイのリンク先はこちらをクリックしてください。     注  (A子B子C子は適宜に名前を付けて下さい)
「何時もの三人旅がついに二人になっちゃたわね。C子(親友トリオ、以下同じ)今頃なにしてんだ
ろうね?」
「そうね、新居で彼と仲良く夕食かな?いや、きっと、その前に・・・・きっと、いやぁねー」
「やだぁB子(相手)ったら、なに想像してんのよ」
「結局はC子が勝ってA子(相手)と私が負け犬になったのね。中学生以来の彼の争奪戦にピリオド
   ね」
「三人が同じ彼を好きになるなんて、そのうち誰か二人がいつかは終わる恋だとは分かっていたの最
初から・・ね・・でも今現実となると・・・ワインお替りしよっと」
「この若狭で毎年恒例の旅は今回で終りかな。傷心旅行みたいで惨めったらしいからさ・・・私もワ
   インお替わり」
「恋は三人だっだけど 愛の実現はC子だけ。あ~ぁ、私のあのときの愛の告白は・・・・・・」
「えっ、あんたが愛の告白?それってほんと?本来は男が女にするものじゃないのよ?えっA子ほん
   と?」
「男から・・それはB子の常識でしょ。それは勝気なB子の論理よね、そうかそうなのね、あんた彼
からの告白をずっと待ってたのね」
「ぃえいや・・・それよりどうだったのよ、今更じゃない言っちゃいなよ、あんた いつ告白したの
   よ、いつ!」
「今更・・いいわよ言うわよ、高三の夏だったわよ・・・・・・・でもね、彼、何も・・・・」
「何もって???えっ、何とか言ったの?それとも、何かしたの??」
「しない、されないってば・・・・何も、ただ彼は 愛は肌で感じるとか言ってたけど」
「え、肌で感じるって・・・彼が・・・・それであんたはなにもなし・・・それじゃC子・・
   が・・・・ん・・お酒!!」
「私、それからが苦しかったのよ。いくら呼んでも私の愛は彼の胸には届かない
「バーカみたい!C子、あののろまのC子が、あっちだけ早かったのね・・・C子のやつ、何でも私
以下だったのに、そっちだけは・・・・」
「えっ、そっちだけって?そんな意味?そうなの・・・ほんと?」
「決まってるジャン。だよ!そうなのよ」
「でもさ、あっちかそっちでも、C子が与えたとは限らないでしょ。奪われたのかもよ・・・彼に」
「えー、彼にぃ・・・」
「そうよ、三人のうち一番抵抗の少なそうなC子を・・・・・」
「そんな経緯?ようし!そんなことだったら私が奪い返してやる!絶対に彼を、なんでC子なんか
   に」
「B子止しなさいよ。あんた今言ったこと、どう言うことか分かってるの?恐ろしいことよ。いいこ
と、皆仲良し同士が喧嘩になるのよ、ただごとじゃすまないわよ」
「一度しかない人生だもの、私の人生悔いなしにするんだ・・・ようし、ゴクン、ゴックン」
「B子やめて、そのゴックン飲み・・・不倫なんてダメよ。それより職場で素敵な相手を見つけて一
生を楽しい旅の様に生きるのよ・・・・」
「うるさい、ゴックン、私は私、私の愛を信じてひとり行く旅はゥィ・・・続くの続くの・・・」
「あんた直ぐ酔っ払うんだから・・明日、酔いが覚めたら思い返して見るのよ。いいことB子」 
「イエ~イ、続くの続くの私の旅は・・イエ~イ続くの続くの越前岬、ウイ~」
「ウエ~ン泣きたいよ、B子のお守り 今夜は私一人だもん、辛いわよ」
 長崎の女 2A ○○○○ 登場人物 かっての恋人を一心に尋ね探す男性
     かって恋人が利用していたスナック店のママさん
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恋の涙か蘇鉄の花が
「いらっしゃいませ。ハイハイ、そこは昨日伺いましてよ、それで今日は?」
風にこぼれる石畳・・・・・」
「そうですか、石畳ネ。あちこち探して・・・何か手がかりがありまして?」
「残念だけどさっぱり何も。それよりどう??この店へは?」
「はい、それらしい人は見えませんよ。ところで、その人の写真があったらいいのにね」
「写真なくっても、一目見れば分かりますって、その美しく輝く眼を見れば」
「はい、サファイヤ色のまなざしが・・・でしたね」
「そう・・・・今でも・・・僕の燃える心にまだ残る。そうですよ、この店で始めてあったとき」
「この店ね。オーナーが代わり、ママも若い子も次々代わってね、5年も前のことって判らないわ。
それを昨日のことのように言われてもねぇ」
「でも、でもですよ、もし彼女が来たら、来るかもしれないよホラこの席に。ホラ、このテーブル
   に」
「お客さん、聴いてもいいかしら?、どうしてそれほどの彼女と別れたんですか?なぜ?」
「なぜって、異動ですよ僕の異動。仙台へ、転勤は断れないでしょ」
「そうですか。それで、そのことは彼女に?」
「勿論、話しましたよ。森の都 仙台は良いよってね。ついでに僕の思いも、そっと包んで」
「えっ、そっと包んでって・・ついでにですか?ついでにそっと包んで・・・・・ですか?」
「そう、海を見下ろす外人墓地で、遠くを思いながら話しましたよ・・・・霧の夜だった」
「じれったいわね、それでどうだったの よ彼女の返事は?サ、返事は」
「な、なんですか、ママさんがそんな気負いこんで。ママが」
「テンポ良く話してくださいよ。サッ さっさと・・・ホラ、ビールお替りして、はいお替り、ポン」
「でね、次の日 彼女は言ったんだ。か細い声でね、『忘れることが幸せと』・・・・・その一言」
「え。それでお終いですか?その一言で・・・そうですか、男だったらグット抱きしめて・・付いて
   来いって」
「そんな手荒なことダメですよ。それじゃぁ彼女を迷わせ苦しめる。そんな可哀そうなことは出来な
いよ。だから、僕は身を引く思いでそのまんま」
「身を引く?そうかね?本当は仙台で新しい彼女を とでも思ったんじゃないの?。けど、仙台の
彼女にも振られて元の彼女を」
「ち、違いますよ。仙台は開発の仕事が難行苦行でそれどころじゃなかった。今ようやくに」
「なんだかとんまな話に聞こえるわね。5年も経って、逃がした愛のおぼろ影を・・・・噂にすがり
ただ一人、尋ねあぐんで・・・・・ア~愚図な男のみじめなこと」
「ママ、そ、そこまで言わんでも。あのときは」
いぃえ、言いますよ。言いたいですよ。男はもっと強く、もっときっぱりと、あなたは」
「強く、いや違う!野暮はダメ、あくまでも彼女の意思を思いやれば、そっと包んで、それが愛で
   す」
「でもね、待っているのに待ってた言葉がないほど残酷なことないわよ。森が美しいだけではね」
「エッ、待っている?待っていた?」
「彼女は悲しかったと思うわ、想われていなかったのかと・・・だから、忘れる道を選んだんでしょ
   うよ」
「いや、それって・・・いや、なにか?どこかで・・・うん・・・・・と」
「彼女はもう、誰か男らしい男性の良いお嫁さんになってるんじゃないこと。ね」
「そんな、そんな!まだ5年前だよ。まだ・・・ここに居たぁ、オランダ坂に港町、あ~」
「まるで女心が解ってなかったのね。いいこと、女はね、こよなく愛されて、強く強く愛されて、そ
のひとつひとつを確めて決めてゆくのよ。ポツポツとね。それを肝心なときに身を引いてちゃ」
「身・・・ポツポツ・・・そうだあのとき、遠く囁く鐘の音が・・・・・鐘の音が僕の心を異常に
鎮めたんだ。悪いのは鐘の音だ」
「アラマ?それって、自分をなぐさめるためのごまかしを探して・・・鐘の音」
「何かがあると思ってたんだ。きっと何かが。そうなんだ悪いのは鐘の音」
「違うでしょ、きっとあなたは、もし断られたときの体面を考えてた・・・あー、情けなくなっちゃ
   うわね」
「そこ・・そこまで言うんですか~、あ~オロロン悲しいよ、あ~忍び泣くよな夜が来るう~」
「ハイハイ、精々嘆いてからその性格変えましょね。ハイハイ、それじゃぁお替りしましょうね。ホ
   ラ、ポン」
「あぁすべてが遠くに消えて行くのか、僕の夢をまさぐる~・・・・・・けど、グイッ、だけどこれ
   からは~」
「そうね、これからは、今までのことは夢にして。さ、お客さん、忘れるために唄いましょうか長崎
  の女
 さそり座の女 2 ○○○○○○ 登場人物 遊び好きだけど将来は社長になるだろう御曹司
     普通の女の子と思われた女の子なんだけど
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「ナニ?結婚してって?アホ言っちゃあいかんよ。僕はぁー、そんな気持ち、コレッポッチも無いか
   らね」
「気持ちはあるでしょ?気持ちイー最高だぁって、何度も何度も、何なら録音聞いてみる?」
「エッ録音?・・・・・気持ち?気持ちいいって?か?」
「そうです。録画録音、今までのこと何もかも・・・全て」
「じゃ、なにかい。するする結婚するから やらセロってのも?」
「勿論さ。その時もあのときもぜーんぶ。なんならすべてを見てみる?聴いて見る?」
「な、なんてお前は、いや君は。企んで、初めから計算ずくめで・・サギ師の女か?」
「サギ師?・・・いいえ私はさそり座の女よ、お気がすむまで笑うがいいわ
「何言うか、笑うどころか腹が立つ。き、君とはこれまでにするから」
「いいえ、それはできないわよ。あなたは遊びのつもりでも地獄の果てまでついて行くわよ」
「そんな、そんなことさせないぞ。いや、許されんぞ」
「やります、許されますとも、思い込んだら命、命がけよそうよ私はさそり座の女
「よせ!よせよ、そのさそりは・・・・どうだい、ほんの一時の遊びだよ、百万それとも2百万で」
「分かってないわね、さそり座の星は一途な星よ
「君々、いいかいあのな、君とは・・・・・そうだろ、始めて逢ったのは僕が酒に酔っていて、な、
   そうだろ」
「そう、しっこく々口説かれましたわ」
「酔えば冗談のひとつふたつは言うだろう。ナ、誰だって」
女のこころを知らないでだまして汚して傷つけて」
「バカな、バカな。君は既に男を知っていた。それなのに傷つけたなんて?バカな」
バカな男はあなた。な・の・よ。そうよ私はさそり座の女、さそりの毒はあとで効くのよ
「ゲー、君、良く考えろ。いいかいこのことは、いいかい将来社長が約束された僕の身としては、そ
   のあの」
「サ、あなた、落ち着いてくださいね。紅茶がさめるわ、さぁどうぞ
「紅茶、じゃないよッ、こんなのめっちゃくちゃだぁ、どうにかしなくっちゃ、こっちは めちゃくち
「さあサ、どうぞ。紅茶には毒を入れないわ
「えっ毒、ドク、ド・ク・ド・ク・ゾ・ク・ゾ・クするよ。なんとかしなくっちゃ」
「こうなったら女は強く、男は弱い・・・・・お分かりかしら」
「ウ~ン、ナントカ、ドウニカ、ウロウロ、オロオロ・・・・ワ・ワ・ワ」
「ホッホッホ・・・・・ネ、私だって、つよがり言っても女、女なのよ。しとやかで、立派な社長夫
人になって見せるわ」
「マ、マ、待ってくれ。ソ、ソ、そんな・・・・・キ、キ、君の一途な計画通りには・・・・」
「一途な計画?そうよ私はさそり座の女、さそり座の星は一途な星よ・・・はい、覚悟できたわね」
どうせひろった恋だもの 2C○○○○○○○○○○ 登場人物 シャナリ々、ホストクラブ常連客のご夫人 
     騙す積りが・・・・・イケメンのホスト
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「フウッ」
「ウッフン」
「でさぁ、20万円ね、今日は持ってきた?今日こそは?」
「待って、まだ、ウッフンを」
「モウ、欲張り・・・チュッ・・・・でね、目標は1年で3百万積んで、そしたら3倍値の指輪がそ
   白い指に」
「3倍値、そうでしたわね。ところで今までの20万、積んであるのかしら?」
「勿論ですよ。きっちり姉に預けてあるから。あっ、姉は爺ちゃんの秘書してんだよ・・・爺ちゃん
   の」
「宝石バイヤーのお爺さん。それに秘書のお姉さん。時折ビックリ値のチャンスが???てね」
「あれ?何か疑ってるみたい?そうか、余りにも夢のようで幸せ過ぎるってか。実を言うと姉は面倒
がってますよ。たかが3百万くらいのことで、と、でも」
「3百万円を たかがですって?あなたを射止めたあのペンダント、百万円だったけど随分苦労し
   たのに」
「話、最後まで聞いてくださいよ。姉は面倒がってても、爺ちゃんは僕のこと何でも聞き届けてくれ
るんだ。だから指輪は間違いなくあなたの指に」
「必ず、間違いなくね」
「そうですよ。あのペンダント、僕の好きな人がくれたんだと爺ちゃんに見せたよ。素晴らしい愛の
誠意だねって感心してたよ」
「愛の誠意?証(あかし)ってことよね」
「爺ちゃんがね。誠意には誠意で返すんだよって。年寄りの古臭い言い方だけど信頼は百パーセン
   ト」
「私、お金・・・・・今日、持ってこなかった」
「なに今日も・・・・じゃぁ、いつ!!
「そうね、次の次の次、そのまた次の・・・・そうね、え~と」
「なになんだと・・・・・・な、なめてんのか、俺を、このくそったれ
「マッ、ひどい。そんなひどいこと、女性に向かって、お客に対して」
「客、ふざけんなブタ・・・・・・・・俺はな、ず~ッと我慢してやってんだぞ。勘違いもいい加減
にしろってんだ。サイテーだ」
「ついに本性出したわね。やっぱりあんたもおんなじ男、金だけが・・・」
「決まってら~な、いいか、次は3百万いや5百万持って来い。でないと旦那にバラすぞバラしゃ
ぁ旦那の出世も・・・銀行の支店長だろ、こちトラちゃんと調べてあるんだぜ」
「お好きなようにどうぞって。ちょうど離婚の理由が出来て都合良いわよ」
「何、都合いい??離婚するぅ?離婚して・・後、どうして食っていくんだ?」
余計なお世話だよしとくれあたしはあたしで生きてゆくわよ」
「そ、そんなこっては、こちらの計算が狂っちゃう」
今更なにを言ってるのさ気まぐれ男がオロオロおたついて、見っとも無い」
「よ、よくも言いたい放題、ヨーシ何なら教えてやろうか。指輪のこと、あんなの口からでまかせ嘘
っぱちだい。ざまー見ろ、そうだ20万は返さないぞ」
「そんなの最初からお見透しよ。ホストなんかに誠なんかあるものか。私も教えてあげようか。あの
ペンダント夜店で千円を値切って半値で買ったものよ。ホホホのホ」
「ち、ちくしょう~~」
「悔しいのね。たやすく騙せる女ばっかりじゃないわよ。利口な女の心をあんたなんか知るものか
「今日の今日まで1年がかりで・・・ホテル代の半分まで俺が払って、この~」
「割り勘は世間の常識じゃないの。愚痴ってみても仕方ないさ。でしょ!勉強したと思うのね」
「チェッ、もう、頭真っ白だ、怒るのを通り越して笑っちゃいそうだい・・・・心境複雑、混乱中だ
   ~イ」
「ホッホッホ、顔は笑っているのに涙がにじんでる。1リットルの愛液、美味しい恋愛ゴッコ。ホッ
   ホッホ」
「なに、恋愛ゴッコだって~?く~最初から、その積りで・・・」
「そうよ、そうです。未練なんかあるものか捨てちゃえ捨てちゃえどうせ拾った恋だもの♪」
 上を向いて歩こう 2D○○○○○○○○ 登場人物 大変弟思いの姉
     大変姉思いの弟
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「姉ちゃん、僕、モウ、彼女諦めようかと」
「何で?なぜ?折角一年半もかかって、好いところまで行ったんでしょ」
「いや、う~ん、どれだけ手を尽くしても、第一目標の手を握ることも出来ない」
「じゃ、もっと目標を上げて彼女の全てを、たとえ嫌と言っても犯してでも・・・一気にね、男の本望
   でしょ」
「そんな」
「いいこと!目標はしっかり、目標が無いと行動しない、行動が無けりゃ成功が無い。もっともっと
向上心をもって」
「成功、成功、成功?・・・・性交・・・・・・彼女と・・・」
「あんたの幸せなのよ。でしょ、たとえどんな困難があっても男ならそれを乗り越えてこそ・・」
「それが男だと言うんだろ姉さんは・・・・・・・でもね」
「先ず、絶対成功するっと強く固く信じることよ。成功できないと信じて成功した人なんていないわ
   よ」
「だけど・・・・・失敗が・・・」
「ひるんじゃだめよ。あんたの人生大事な問題よ。姉さんはあんたの幸せを思えばこそこうして真剣
   に」
「ありがとう。でも、今まで失敗して反省することばっかりで」
「反省・・・・いいじゃない。反省は成功の材料になるわよ」
「と・・・とにかく、彼女のキっとにらみ返す目を見ると、僕、つい、下向いちゃって」
「ダメッ!下向いちゃダメ、下を向くと全てが消極的になる」
「だってぃ、凄いんだよ。恐怖心が・・・」
「だめだよ、人生にとって一番のマイナスは恐れることよ。そんなの行動の積み重ねで吹っ飛ばすの
よ。とにかく、しつっこくね、ねばっこく」
「積み重ね、しっこく・・・・・思い出す春の日、何度も何度も喫茶店へ誘っても断られて、一人
ぽっちの夜、とぼとぼと」
「とぼとぼ?」
「そうだよ、僕、涙がこぼれないように上を向いて歩こうって、にじんだ星を数えて
「なにさ、始めはダメでもその次がある」
「そうだよ、携帯番号教えてくんない、だから彼女の水泳中、そっと見ようとしたら見つかって・・
   の日」
「なに?プールで?携帯電話を」
「彼女に、ほっぺ、ひっぱたかれて僕・・・・・・・・・泣きながら歩いた」
「悲観的になっちゃいけないよ。良かったじゃないの、ほっぺ、彼女と接触できたじゃないの。近づい
たじゃん。いいじゃん」
思い出す秋の日。彼女の帰りを公園の近道で待ち伏せて、手を握ろうとしたらアソコ蹴られちゃ
   って」
「えっ、アソコ?」
「痛いし悲しいし、目から火が出てキラキラ・・悲しみは星のかげに悲しみは月の影にだった」
「チャンスだわ、きっかけが出来たじゃん。その時の痛み思い出して彼女と分かち合うように頑張るの
よ。チャンス・・同情に訴えて」
「姉ちゃん。男の痛みって分かるんか?分かんないだろ・・・・ずうっと痛くって、泣きながら歩く
一人ぽっちの夜だったんだぞ」
「いいこと、それを失敗と考えちゃだめよ。それは失敗じゃなく次のいい方法を探すのに役立てるの
   よ
「と言うことは・・・姉ちゃんは、まだ僕に彼女を・・・・」
「そうよ、あくまでもよ。ここまで努力してきたんじゃない。成功するまで」
「もう、モウだめだと思うよ。彼女,近く結婚するんだって・・」
「えっ、なに!結婚?ついに・・・・・アッ、あいつと・・・・」
「僕、始めて知ったんだけど、相手は姉ちゃんの元彼だって。ぼ・・・僕は結局???」
「ム・・・・・・・・チ・・キ・・ショ・・ウ・・・・幸せは遠くへぇ・・・幸せは雲の上に
「な、姉ちゃん、姉ちゃんは幸せな結婚してるんだろ・・・だから、そんなのうっちゃっといて、上を
向いて歩こうよ」
 こんにちは赤ちゃん 2E○○○○○○○  登場人物 幸せ一杯のママ
     愛児
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「オンギャー、オンギャー」
「ハイハイ、もうチョットよ~。洗濯物干しちゃうからねぇー」
「オンギャーオギャー」
「ハーイハイお待たせ、赤ちゃん。おなかすいたのねぇー、ハァイ、ボイ~ン」
「ムグ、チュー」
その小さな手つぶらな瞳・・・・・・パパ似だって言うけど・・・ほんとはママそっくりよねぇ」
「チューチュー、モグモグ」
「パパとママのいいとこ似で良いのよネェ。二人だけの愛のしるしよネェ」
「プアー」
「あら、もういいの?あっ、そうね、今度は左ね、ボイ~ン」
「ムグ、チュー」
「ツンツン、このホッペにチュって。パパがお出かけのときの挨拶よネェ」
「チューチュー」
パパの希望(のぞみ)よすこやかに美しく育てといのるぅ~♪だって」
「プアー、ポアー」
「なぁに、あなたの笑顔。お目めパチクリ・・そう、こんにちはなのね。ハイ、今日は、私がママよ
「プァ~~。パァ~~」
「ご機嫌ね。いいこ、いいこねぇ」
「ムズムズ、フンギャー、フンギャー」
「あらま、なぁに?えっ、おしっこ?はいはい、いいですかぁ、おむつ、替えましょうね」
「フンギャー、フン・・・・・」
「はい、ヨッコイショっと。ね、赤ちゃん、お願いがあるの。ホラ、今日は記念日なのよ」
「プアー」
「だからね、お願いよ。ふたりだけの静かな夜をつくってほしいの。ね、分かるぅ?」
「スヤスヤ」
「スヤスヤね。ハイ、ぐっすり、お休み赤ちゃん私がママよ
 おひまなら来てね2F○○○○○○○○ 登場人物 親族役員会で社長職を解かれた男
     行き付けキャバレーのママ
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「ツーツー、あ、もしもし、~さん(相手)淋しいの
「なんだよ、いきなり。そうか、相当酔ってるな?」
「違う、酔ってない!。私、~さん(相手)じゃないと飲んでも酔えないの、ホントよ」
「そんなの?誰とでも、酒は酒だろが」
「誰とって客のこと・・・殺して飲む酒には酔わないのよ。意地悪、私の心解ってないの」
「まだ、こんな時間だよ、店なんだろ」
「早く閉めたのよ。だから、ホントに一人よ一人で待ってんの
「今晩はちょっとなぁ・・」
「ダメ、イや~ん、来てよ。私、信じてるのよアノ話、私本気よ・・・奥さんの陰謀で息子さんが社長
になって、俺は暇になるんだって」
「嘘じゃないよ、だから今日は代表者の変更登記を済まして・・・」
「それに奥さんから離婚せがまれて、今度こそ決意するって・・」
「そうだよ、それも嘘じゃないよ。ほんとだよ」
「だから、だからと言いながら、熱く々私にぶつけてきたじゃないの。ピッタンコ」
「ピッタンコ?・・なんだ?ぴったんこって?」
知らない意地悪。さっきより もっと意地悪・・」
「あのな、その・・・なんだよ、その・・」
せつないの・・たとえ酒場の花でも浮気なんかいやよって、言ったでしょ。その上で・・」
「あ~ぁ、それは解ってる、解ってるから」
「私、来たのよ、来ちゃったのよ。だから来てよね」
「おっとっと、何がなんだか??」
「なんだかじゃないのよ、だからピッタンコよ。とにかく逢いたいの!、合体(あいたい)の」
「逢う前に男のけじめが必要なんだよ。俺の功績を財産にする算段で一勝負つけて」
「財産?要らない!何も・・・女は惚れたら何も要らないの・・代わりに私みんなあんたに上げる。い
え、あげちゃったのよ」
「それにだ、次の仕事なりとも見つけてな。男としてのけりをしっかり」
「仕事?そんなの簡単よ、うちのバーテン首にするだけよ・・・だから~今夜~、これから~今から
   ~」
「おいおい、今夜、今からって・・・」
知らない意地悪。超意地悪!・・・電話じゃ言えない大事な話なの
「あのな、決意してんだから、いいんだよ。だから、どんなことでも、何でも電話で話してよ」
「超々意地悪、超意地悪!・・・・・・・死ぬほど好きなの。淋しいの」
「淋しいのは、わしだって」
「だから、だから身に話をさせたいの。来てね来てねほんとに来てよね。・・・ピッ」
 女心の唄  2G ○○○○ 登場人物 イケメンだけど怪しからん男
     お付き合いした女性
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「じゃ、じゃ、じゃ、なんなの?今までのことは・・」
「だよ、だよ、そうだよ。みんなだよ」
「じゃ、じゃ、じゃ、あなただけはと信じつつ恋におぼれてしまったの・・・・・に」
「ばか、ばか、ばかだよ。出会って直ぐ行く、行ったら連続20日間、そんなの恋だと誰が言う」
「じゃ、じゃ、可愛いイも好きも素晴らしいも。離さないから永久も、みんな嘘だと・・」
「そんなの、あのときの常とう語だろうが。だよな・・・それに酒飲んだ上だしよ・・だよな」
「じゃ、じゃ、じゃぁ、酒が言わせた言葉だと・・・・・ドウセ私をだますなら・・・・・」
「ふん、ダマシ続けてほしかった・・・のか?でもな、人には飽きってものがある」
うわべばかりとつい知らず惚れてすがった薄情け
「薄情け?薄くも厚くも情けなんかあるもんか」
「そんな・・・、そんな心変わりが切なくて
「だから、だから、だから、心は始めッから変わっちゃいないよ。ほんの一時の身体の慰めに」
「本音、本音、本音なのね。それが本音?」
「当ったり前だよ当たり前!勝手な夢見るあんたが悪い」
「・・・・・女ですもの人並みに夢を見たのがなぜ悪い・・シクシク」
つのる思いの忍び泣きってか。飲めよホラ。いつものようにガブガブっと、ほれ飲めよ」
「悲しいわ・・・今夜しみじみ知らされた男心の裏表
「人には表もあれば裏もある。見損なったは自業自得と言うもんだ。さあもっと飲め」
「飲むわよ飲むわ。酔ってる夜は痛まぬがさめてなお増す胸の傷
 今日でお別れ  2H ○○○○○○ 登場人物 常に冗句軽口を言う夫
     我慢強かった妻
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「ねぇー、あんたぁ、私、自分史を書くわ」
「えっ、なに?自分史?さては今日の講義を聴いて・・・へっ・・早速かぁ?」
「二度とない人生よ。感動の人生」
「へっへ、感動だなんてチャンチャラさ、ありきたりの人生・・」
「あんたって、直ぐケチつけるのね。感動、しびれるほどの・・思い出しましょアノ頃あの時」
「そういやぁどうした?足のシビレ。医者に行ったか?」
「ば~か、そのシビレじゃないわよ。アノ頃よ、あんたとの出逢いから恋・・・それから・・ドラマチ
ックよ。書けば長くなるけど」
「アホ、そんなの一行で書けるさ」
「あんたってホント、話の通じない人ね」
「な、な・・・・出逢いから結婚だろ。そんなの」
「感動の連続よ、小説のように長編になるわ」
「いやいや、一行でな。オメーの場合、誘った、泣いた、すがった、脅した、ゴールインで終わりだ」
「コチン、・・・・なんですって?・・・・」
「エッヘッヘ、じゃぁ、あんたの場合はってか・・・俺の場合は、迷った、しまった、泣かれた、救っ
た、ゴールだよ。アッ、中間に諦めたを入れてもいいわな」
「カチン、あんたって・・・あんたって・・・もう、あんたって」
「そうだ、オメーの泣いたは、泣いて見せたんだろ。ドラマチックに・・」
「カチン、コチン、よくも云ったわね、ポコン」
「イテ!!
「ポコン、なによ!私が誘ったって・・・云いたい放だい云うのね。どう誘ったのよ」
「ホラ、最初はタバコに火をつけましょうっと寄ってきて」
「そんなの憶えてない」
「次は、曲がったネクタイ直させてねって。こけた振りして抱きついてきたぞ。そのときオッパイムギ
ュ~と、押しつけて・・・」
「カチコチ~ン、失礼な!記憶にございません」
「その内に結婚できなかったら死んじゃうからって、泣くわ わめくは」
「カッチ~ン、コッチ~ン、プッツ~ン、ポコン、ピッタ~ン。チクリーン、モウ云うなぁ、やめなさい」
「イテテ、イテテ、オイ、コラ、痛てーじゃないか」
「もう、これまで・・モウあんたと別れる!出てって、出で行きなさいよ」
「オイオイ、そう怒るなって・・・・・冗、冗談だって」
「何時もの悪口雑言、モウ今日こそ・・・・我慢も限界だわよ、サァ出てって」
「何だよ、今日はチョット変だぞ」
「変じゃない。今日でお別れね、モウ逢えない、いや逢わない。出てって、さっ、さぁ」
「あ、あのな、そんな、ちょっとした冗談で、突然さよなら云えるなんて・・」
あの甘い言葉を囁いたあなたが、今じゃ何よ、信じられないのそのひとこと、ヒトコトガ・・・ク
   スン」
「本気?うそ気だろ。だってよ、お互い遠慮したり隠し事するより云いたいこと言い合って・・喧嘩も
仲良し夫婦にはゲームだからって言ってたんじゃぁ」
「いくらなんでも・・・あまりにも・・・・無神経で・・無遠慮な・・あんたって自分が分かってな
   い・クスン」
「なんで、えぇ、こみあげる涙は・・・・・本気ってことか」
「クスン、わからんのかね私の気持ち・・・涙見せずにいたいけど・・サァ出てきなさいよ、サヨウナ
   ラ
 霧の摩周湖 2I ○○○○○ 登場人物 とっても好きよ。だから今夜は、の彼女
     彼氏     
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「アタシよ、モシモシ、今晩は、○○男(相手の名前、以下同じ)、私・・・・」
「あっ、○○子(相手の名前、以下同じ)○○子、どうした?三日?四日?携帯かけても出ないから」
「探したの?」
「探したよ。当たり前だろ、何かあったんか?えっ、今、何処にいる?なにしてる?」
「今・・・いつかあなたが話してくれた・・北のさいはて摩周湖・・・・の夜
「えぇ、何で、一体?こんな夜中に・・・・どうして?」
星も見えない湖にひとり・・・・・・一人でいると、何かが私を誘ってるみたい」
「○○子、大丈夫か?いいのかひとりで・・なんで?どうして?暗いのか?」
霧にだかれてしずかに眠るように、私を閉じて行きたくなるような」
「なに?閉じるって?○○子、あの、しっかりしろよ。あのあの・・」
「命を刻んで捧げた私の愛が、ちぎれた愛の思い出さえも、遥かかなたに霞んで行くみたい」
「どうしたどうした・・あの、ア、愛だろ・・愛は、君の愛は僕がしっかり・・・
「ここに、あなたがいれば楽しいはずの・・・・・旅になるのに・・永遠に」
「あの、○○子、いいかい、落ち着けよ、僕は一生永遠に・・・」
「寒いわ。そうだわ、声の限り、霧にあなたの名前を呼べば・・こだまは返ってくるかしら、○○男
   ~」
「こだま、こだま、だな、ぼ、僕のこだまだよー。愛しているよ~。○○子を一生愛するよ~」
「ウフ、あふれる涙・・・・今、行くから」
「えっ、行く?早まるな○○子、いいかい早まっちゃぁいかん、な、動かないで朝まで携帯話そう
   よ」
「早まる?でも直ぐよ。すぐピンポ~ン」
「いや、直ぐ・・・落ち着くんだ、○○子。なんだいこんなとき誰だよ」
「ピンポ~ン。○○男、元気~」
「えっ、なに?○○子、エッ、今まで廊下で?・・・ずうっとそこで??」
「そうよ、だってだってだって・・・だって○○男の愛を確めたかったの・・・・・」
「ヒエ~、びっくりしたなぁ、いたずらかぁ。よーし、今度は僕が、僕が○○子の全てを確める。今夜
これから」
「キャー、怖い、怖いわ。魔手~この夜になるのかしらぁん・・・」
 愛して愛して愛しちゃったのよ  2J ○○○○○○○○○○○○○○ 登場人物 恋焦がれた故に夢を追う彼女
    彼女の一策に?嵌るのか?彼氏
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愛して愛して愛しちゃったのよ
「なにさ、夢占いだって、夢・・・・占い?」
「そうよ、そうじゃん。私見たのよ。夢占いは当たるのよ。ね、信じる?」
「そうだな、星占いは占い師の当てずっぽうだろうけど、夢は本人が見るんだから科学的には・・」
「でしょ。だから百パーセント信用できるじゃん。見たのよ、すっごいのよ、あなた幸せよ、だから私
も幸せ」
「なに?僕が幸せで?君も幸せ、どうして?・・・なんだよ?なに興奮してんの」
「マジ!マジ!マジなのよ。私あなたに恋しちゃったのよ」
「へ~、夢見たんなら仕方ないよな。そうなんだ」
「いいこと。私、恋して恋して、ついに愛しちゃったのよあなただけを死ぬほどに
「アハッ夢って突飛なんだね。アハッ」
「ね、ネッもっと聞いて。愛しちゃったのよ。ねてもさめてもただあなただけの関係になったのよ」
「えっぇ~、あなただけの関係だって?でも、夢なんだよね」
「最初はね、何時からこんなにあなたを好きになったのか・・だったの。それが、あなただけを生命
をかけての関係になっちゃった」
「やだやだ、たとえ夢でも、僕は愛されたくないね」
「ダーメッ、許せない、いえ、今更何言っても許されない。この既定事実を信じるべきで・・」
「既定事実?・・うそうそ、それは夢の話だろ、夢から覚めて・・・考え正して」
「私ちゃんと覚めたし考えたもん。アノ夜・・夢の後、目が覚めて・・」
「覚めたなら、現実をしっかり認識してさ、思い込みの無いように考えろって」
「だからぁ、目覚めてから考えたわ。生きているのが辛くなるような長い夜になったわ。そのうちに、
またウトウトと」
「ウトウト・・・・・」
「それからが凄いのよ、あなたの決断でパ~ッと幸せが訪れたのよぅ」
「なんだよ、僕の決断って」
「幸せの絶頂よ・・・そうよ、こんな気持ちは誰も分かっちゃくれない
「アハハだよ。勝手に夢見といて、誰も分かっちゃくれない、うんうんそうだろうよその通り」
「その通り、そう、その通りネ・・肯定発言なのね。私とあなたの関係、即、明日市役所へ」
「オイオイ、なんだよ市役所って・・・・・バカじゃないかよ君はぁ」
「あら?どうして?只今、どうしてこんなに、あなたのために苦しいのかしら・・・・・」
「苦しいんだね。よし、苦しい存在は即刻解消。僕帰る」
「待ってよ、帰らないで。もしもあなたが居なくなったらどうしよう私一人じゃとても生きちゃ行け
ない
「モウ、君の夢遊びなんかに付き合えんよ。一人でずうっと遊んでいたら・・・・・」
「待ってよ行かないでよ・・・・・ネ、愛しちゃったのよ♪、チャチャチャッチャ。あなただぁけぇを
~♪チャチャチャ、いのちぃをかぁけェて~~♪」
通算100曲記念企画結末逆転ストーリー付き(桃色字)  登場人物 単身赴任に耐え頑張っている夫
     全く怪しげな狸夫
 逢いたくて逢いたくて 2K ○○○○○○○○○○            留守を守り育児に励む妻
     ホント 怪しげな狐妻
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「もしもし、あなた。ご飯食べた?」
「うん、食った。料理もしたよ」
「単身赴任生活3年だもんね、料理の腕上げたんでしょ。頼もしいわ」
「だよ、栄養バランスも考えてるしな。どんなに忙しくっても作ってるよ」
「あ~ぁだわ。帰ってくるの盆と正月だけでしょ・・・淋しくて、恋しくて死にたくなっちゃうわ
「あのね、恋しくてなんて変だぞ、恋人でもあるまいに」
「あんまり遠ざかってるから昔返りするのよ。若い頃が思い出されて・・艶かしく頭によぎるのよ」
「そうかいな、そりゃ新鮮気分で良いじゃないか。な」
「思いは千千に、愛したひとはあなただけ・・と・・わかっているのに心の糸がむすべないのよ」
「なんだそれ?心の糸?そんなの心だろ、思いようによってどうにでも・・・」
「私の今は「ふたりは恋人」気分なのよ。まだ・・愛の言葉知らないでさよならした人って感じ」
「へぇ、なんなの?中途な心境・・・そう言えば、この前、駅で様子がおかしかったのは・・・」
「そうよ、耳元で耳元で大好きと言いたかったのだけど恥ずかしくて笑っていた私
「うん、なんか、空ろでさ、そわそわニヤニヤしてたよな。発車のベルが鳴っても手を離さないし」
「ほんとは、くちづけをしてほしかったのだけれど・・・・」
「おいおい・・・面前でか??」
「それほどに・・好きなのよ好きなのよ。あのときを思うと、切なくて涙が出てきちゃう
「おっとっと、娘は?娘の前で泣くなよ。笑われちゃうぞ」
「アノ子は今、受験の追い込みなのよ。塾の帰りは毎晩10時過ぎなのよ。だから」
「そうか・・・・・・・・3年だもんな。もしかして、来年あたり帰れるかも、しかし分かん」
「今夜も・・・逢いたくて逢いたくて、あなたの名を星空に呼んでみるのだけど・・・・・」
「アハハ・・・なら・・・なら僕も呼んでみるかな」
「ネェ、あなたの私よ。私のあなたよ。恋してるぅ、愛してるぅ」
「分かってる分かってる。お互いにな。うん、はいはい」
「じゃ、今夜はコレで切るわよ。風邪ひかないでね。プツン・・・ヨーシ浮気止め電話お終いっと
「あ~ヤレヤレ、君、お待たせだったね。モウ邪魔はなし、朝までゆっくり・・・」
「プ・・・あっモシモシお待たせ。アノ来るの私が行くの?そっ来るの。1時間しかないわ、早く」
 お別れ公衆電話  2L ○○○○○○○   登場人物 高卒~就職~東京へ、思い出を断ち悲しむ少女
    村役場に就職し地元に残る幼馴染の少年
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「もしもし、○○男(相手以下同じ)昼にさ、役場に電話したけど出張だって」
「オー、そうだよ、新規採用者の合同研修でさ、3日間は出張なんだ。ところで東京行くの明後
日だったか」
「いえ・・・今日にしたの。今駅よ、駅の喫茶の公衆電話
「えぇ、なんで?今日?今、駅に・・・」
「ァ、あのね、飛んでこないでそのまま居てよ逢えばもろくなる・・ホント、ホントよ私の気持
   
「何で今日なんだよ、東京行き ほんとは嫌だって?誰かに聞いたよ」
「あの・・・・苦しい思いが続くより・・・早く、ふんぎり付けた方が・・・・・」
「今日の出発、家族に話してあるのか?なにかよ結局は、田舎が嫌になったってことか?」
「好きよ、好きでないなら何でもないわ好きでいりゃこそ苦しくなるの・・」
「分からんなぁ、よう分からん。○○子〈相手〉は昔っから分からんとこ あったけど」
「うそよそんな・・・・・・・あのね○○男、幼稚園でさ、おにぎり半分っこしたの憶えてる?」
「いきなりなんだよ。憶えてないよ。知らないよ」
「小5の運動会でさ、二人三脚、二人で倒れたね」
「そんなことあったかな?」
「高校入試のときさ、消しこむ忘れたって言うから、半分切ってあげたわね」
「覚えてないなぁ、テストは憶えてるけど」
「高校の帰り、2年生だったわ、雨が降りそうでさ、自転車に乗っけてくれて家まで、ね」
「そうかな、言われみりゃ・・うん。そうかもな?・・・でもさ、いろいろ憶えてるんだね」
「それで・・」
「うん、それで?」
何も言わずに、このままそっと汽車に乗ろうと・・・思った・・・・ものを・・いつかかけていた
「なぜか電話掛けたってことか?・・・・どうして」
馬鹿ね馬鹿だわ私の未練・・」
「未練だって、なに?この村にか、そ、それとも・・・・・」
先があるのよ・・あなたの身には、○○子(友達)は農協に就職したもんね。だから・・・・こん
な女忘れるものよ・・ね」
「あ、あのな○○子、電話じゃ、なんだよ、その」
「アッ、ベルが鳴るなるプラットホームここが切れめ時よね、さようなら
「待てよ行くなよ○○子、今そっちへ行くから」
「今更っ、今更切ない言葉要らないわ・・お別れ電話の最後の言葉・・・さようならさようなら
 おまえとふたり  2M ○○○○○○○ 登場人物 遠回りをして幸せを掴む男
    クシュンからウェーンそしてウワーンと泣いた女
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「見込まれたのは、結局は店の跡継ぎに 都合のいい男を見つけたってことだった」
「だった・・過ぎたことよね?その後は?」
「君も人づてに聞いただろうけど別れたんだよ。僕には不幸な5年だった。それからはただ・・」
「不幸はわたしも・・・・・・わたしは、ずぅっと、不幸ぐせ取れない女と言われ続けて・・・・・
その不幸の始まりは・・・・・・」
「・・・苦労したんだねやつれた薬指
「空ろな気持ちの埋め合わせなんかじゃ幸せは、とっても」
「そうだったのか。空ろな気持ちの成行きで結婚したのか」
「心非ずの身の動き、そんな毎日は まるで針に刺されてるようで、毎日を私が私を否定して生きて
きたのよ。クシュン」
「でもさ・・・・・・別れることが出来たんだろ。よかったじゃないか」
「クシュン、クシュン、だから・・・・・だからなのよ。なのに・・・クシュン」
あぁ涙をおふきまぶたを濡らす泣きぐせは変っちゃいないねあの頃と
「クシュン、泣けてくるぅ・・一杯安心して一杯泣けたら・・・泣いてみたい」
「うん、そうだったな子供の頃もそうだった・・・泣いていいよ。ナ、な、もう二度とお前を離さな
   ・・から」
「ウエーンウエーン、思い出したぁ。離さないよと言ったけど、塾帰り、あの暗がりの坂道でぇ、ウエ
   -ン」
「あ、あの時かぁ、目隠しをおまえにしたままで おきざりに・・・あれはいたずらだったんだよ い
   ずら」
「怖かったよぅ・・・今でも夢に見るんだもん。ウエーン」
「ごめんよ。あまり可愛かったからだよ。男ってさ可愛い者には・・・・・そんなの、昔のことは忘れ
   ろよ
「クシュン・・・・・・・・可愛いって?じゃ~今は?こんなになった私では?」
「今、今のお前が居ればいい。こんなになんて・・・心に同じ傷を持つ似たものどうしさ俺たちは
「○○ちゃ~ん(相手の名前)ウワーンウワーン、ホント~にウワーン」
「さぁ、どうかね。一緒に唄おうよ。『しあわせをしあわせを今日からふたりで~♪』ってさ」
「待って待ってチョット待って、もうひと泣きしてからにするぅ。ウェ~ン ウワ~ン」
  流転   2N  ○ ○ 登場人物 子分衆の中でも血の気が多い三下野郎
     不似合いにも三下に惚れた良家の娘
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「あれ、ゴソゴソと・・まだ夜が明けませぬが?な・なんと?道中合羽に三度傘。えっえっ、おまえ
   さん」
「ヌ、し、しまった、気付かれたか。ウーム」
「気が通じてございます。忍ぶ仲なれども、寄り添って最早一年でございますれば」
「ウヌヌ、一年だぁ、して一年な。じゃがなぁ、これからはぁ永の別れだぁ。俺らぁ旅に出る」
「ナ、ナ、なんと・・メ、メ、滅相もない、なんで、なにゆえにてござります」
「あいや、騒ぐでないぞ、うろたえるでねぇってぇ。やくざ渡世じゃ、浮世かるたの浮き沈みってぇ
   もんだ」
「オヨヨ、なんとな、浮き沈みとナ?・・・・・なにやら不吉なことでも」
「おう、そうよな。どうせ一度はあの世とやらへ落ちて流れて行く身じゃないか・・なぁ」
「分かりませぬぞえ解せませぬ。この三月、こっそり梅干食べての身の重さ、そんな私を置いて捨
てて旅に出るのかえ」
「なに、身の重さ?・・・・・ヌヌ、なら、ややこが・・・・・ウヌゥ~」
「日毎夜毎の身の憶え、重なり合ってようやく・・・嬉しゅうございまする。故に旅はお止しなされ
   て」
「ヌヌヌ、ままになるなら男を捨てて俺も生きたや恋のため・・・イヤヤ、ヤ、ヤ、ヤッ、なら、
ぬ、ならぬ、なるもんか、この俺らぁ男でござるわぁ 男でござる」
「ならぬとな、なれど訳をも言わずの旅発ち、むごうござりまするぞえ。いっそ この私が嫌いなら
   嫌いと・・」
「訳・・訳よのう。ウヌ・・・訳はぁ、親分の言いつけでぇ,悪造一家の賭場ぁ荒らしたのはこの俺
だぁ、ついでだぁな、気にくわねぇ野郎のニ・三疋、叩き切ったぁのもこの俺だぁな、おらぁ見事、
   男になりやしたぁ」
「ヨヨヨ、ゆえに、故にほとぼり覚めるまでの長旅とナ。オヨヨヨヨゥ、シクシク」
「泣くなぁ、泣くでねぇ。泣けば草鞋のぉ紐がゆるむじゃぁねぇか、グスン」
「嘆かわしやな、男は意地でも情けは女子でございます。悲しゅうござりまする。シクシク」
「どっこい、俺らぁ泣かねぇぞ,オウ、泣くもんか。鳴くな夜明けの渡り鳥ってくらぁなぁ、あばよ」
「エッ、おまえさん、今しばらくおまえさん・・・オマエサ~ンカムバック~~
 旅笠道中  2O ○○○○ 登場人物 草鞋を脱いで商人になるよう誘われる渡世人
     渡世人に一目ぼれした大店の娘
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旅笠道中
「娘ご、もう三日三晩になりやすぜ。俺らぁそろそろおいとまを」
「いえ、なりませぬ、また今夜とて、持病の癪(しゃく)が・・」
「それは、もう、だれぞお身内の衆で。そのつぼは、良く分かりやしたでしょうに」
「いえ、未だに・・あの日使いの帰り道、癪で苦しむ私を、さすっておぶって自宅まで・・・そのと
きよりあたしは・・・・・・ほ・いや~ん・ほれ・・て」
「俺らぁ、こうして ひとっ所に じぃっとしてるのが大の苦手でござんす。もう尻の辺りが」
「ならば、そのご才覚で、草鞋を脱いでお働きくだされば・・・・如何でございましょう お侍様」
「よよ、なに言ってんだい、俺らぁ何度も言うが 侍なんかじゃぁないぞ。渡り鳥かよ俺らの旅は
風のまにまに吹さらし の渡世人でがんす」
「いえいえ、あなた様は、きっと何かの故あって、姿を変えての行脚(あんぎゃ)だと、父上が見
抜いておりまする」
「てやんでぇ、父上だと。見当違いの こんこんちきってぇのは、このこったぁ」
「左様申す父上は、見ての通りの大商人、人を見る目に狂いはございませぬ。とて、あなた様を
ば・・うふん・・・恥ずかし」
「おっとっと、またまた見当外れもいいとこだ。俺らぁ根っからの、けちでしがねぇやくざでござん
   すぜ」
「父上は常々亭主持つなら堅気をおもちと申しております。あなた様が目に適いましてござります」
「なんてこったぁ、勝手なことを」
「母上は常々、とかくやくざは苦労の種よと申しております」
「それみろ、だから俺らは」
「だから、あなた様がお侍で喜んでおりまする」
「ちぇ、しょうねぇなぁ。親子揃って腑抜けてやがらぁ」
「元はお侍でも、風が変れば俺らも変ると思し召しあそばされて商人に」
「な・な・な、なんだとぅ、あそばされて・・・てやんでい、そんな言い草 聞くと全身むずがゆく
ならい。おぉむずむず」
「オホホのホ、効き目がでましたかしら、三日三晩のすっぽん料理、先ほどは南蛮渡来の秘薬をお
   茶に」
「な・なに・・・・・さては?このむずむずは??うぬぅ親子揃っての謀か。しゃらくせえぇ」
「あらま、聞こえの悪いことを、お言いでないよ。それより今宵は擦って擦ってすっきりと・・・
さ、お情けおくんなさいませ」
「うぬ、四の五のと、果ては・・・・すっきりときやがったな。謀られて堪るかい、べらぼうめ」
「さ・・・・満たしたお身でお情けを」
「トットット、危ねえぇ危ねえぇ、こうなりゃぁいっそ、ずらかるほうが勝ちだい、あらよっと」
「あ、あれー、旅道具抱えて いずこへ、お待ちくだされ~いずこへぇ~」
「お~危ねぇ、ブルル寒・・ウ~ム、夜が冷たい心は寒いってか。フン恋も人情も旅の空ってか。
ブルル、う~寒い」
 わたし祈ってます  2P ○○○○○○○ 登場人物 15年勤めて退職する経理担当の女性
     苦労の多い中小企業だけど社長でござんす 
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「15年も、ほんと、ご苦労だったね。会計の引継ぎは明日?しっかり頼んまっせ」
「はい、社長さんには随分お世話になりました。ずうっとご馳走になって、お陰で酒に強くなっ
   て・・・」
「アハハ、パァ~とね、あんたが上手に会社の経費で落としてくれて。コレが息抜きなんだよ」
「心残りは厚生年金の滞納ですわ。5年分も」
「あのな、何度も言うが、年金の効果は何十年も先のことだよ。そんなことより中小企業は今日明日の
経営の方が大事なんだって」
「でも、従業員からは掛け金徴収してるのよ。それを会社の経費に使っちゃっては・・」
「従業員だってさ、会社が倒産するよりましだと思うさ」
「保険庁の人、顔見るのがとっても嫌だったのよ、退職したらほんと気楽になれるわ」
「ストレスなくなったら胃の調子良くなるんじゃないかい。あんた、身体にじゅうぶん注意をするのよ」
わたしの事など心配しないで。それより・・」
「それより?それより・・すまん、退職金少なくて・・・」
「いぇっ・・・・今夜はボトル空にしていいかしら・・・・・せめて・・」
「せめて?うん、悪いな、なにもして上げられずにサヨナラするのは哀しいものよな」
「グイ、ハァ~、あなたはちっとも悪くないのよ・・・不況ですもの。でもね、いつかは好景気が・・
時間が必ず解決するのよ。ね、やがては。グイ」
「わしもグイっと・・・うん、この15年を振り返ってみりゃどんな苦しい出来事だって・・パァ~っ
と飲んでパァ~っと、グゥイ、グイグイ」
「やっぱり気にかかるわ。言うわ、言います。せめて従業員から取った掛け金だけでも納めて資格を継
続させなきゃぁ」
「げっ、なんだよ、酔いが醒めるよ。そんなの放っときゃぁいいって。資格維持より経営維持だって」
お酒ちょぴりひかえめにして、無駄を削って、納めて・・ね、あなた社長なのよ、従業員みんな
   の」
「オイオイ、おめーなぁ、折角気分良くやってるのに、年金なんかの・・テメェー」
「テメーなんて止してよ。直ぐ荒れるんだから。だめよ、あなた男でしょ。大きくどっしり構えて、グ
   イ」
「グイグイ・・・だいたい、あんな法律誰が作ったんじゃい。悪法だよ、作った奴が苦しみやぁいいん
だい」
「どこかで聴いたのよ、なんか給料の階級とか下げれば従業員負担の掛け金だけでも納めれるって」
「なに、そんな手が?よーし、明日役所へ行ってハッパかけてやるワイ。奴ら・・フラッフラ」
「オット、しっかりして」
「あいつら、俺たちの税金で月給貰ってんだろぉがぁ。ガーンと一発かましたろって。ウーイ、グイっ
   と」
「この調子よ、この性格、気が短くってこの態たらく。根は気の小さい人なのに、ハァ、可哀そっ」
「だとう???短い、小さいだとう・・・てんだぁこのぅ・・グイ・・小せいの短けぃの・・なんじゃ
らホイだぁ・・・ウトウト・・グウ、スウ」
「寝た?ハイハイ今夜も家まで送るわよ、フゥ、頑張るのよ・・・幸せになってねわたし祈ってま
   
よこはま・たそがれ2Q○○○○・○○○○ 登場人物 若いうちは遊ばないとねぇの姉
     もち そうなのよ の妹
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「なんなのよ!聞いてって言ったのはあんただよ。ゥィ」
「だから、ゥィ飲んでェ ヘベレケ、酔いどれェて~」
「2本だよ2本、ボドル2本空けちゃったよゥィ・・もう」
「クシュン、ウエーン、シクシク・・・・・あの人が」
「やっぱり~男ね。ウスウス分かってたんよ」
「クシュン・・・・・・よこはま・・・たそがれ・・・ホテルの小窓
「なに、よこはま?ゥィ・・ナンパ、誘われたってことね」
くちづけ残り香・・・・・・煙草のけむり
「マジ、やばい、いきなりだったのぉ。男はその後煙草・・・似てる」
ブルース口笛・・・・・・女の涙・・」
「男は口笛。そっくり・・・あんたは嘆きの涙。それってさぁ、咽び泣きのブルースよね・・で、その
   後は」
裏町スナック酔えないお酒、シクシク」
「なに、夜の裏町歩いたの?だめだよ、いくらショックでも自暴自棄になっちゃー」
ゆきずり嘘つききまぐれ男
「だから、超やばいってぇ・・・あんた、また、男達に狙われるのよ」
あてない・・恋唄・・・・・流しのギター
?だめだめ、そんな裏町で恋だの愛だの 純なもの落ちてないわよ」
木枯らし想い出・・・・・グレーのコート
「それ見なよ、グレーのコート着た流しのギター弾きでしょ。アレ???」
あきらめ水色つめたい夜明け
「そうなのよ。男は力づくでしょ、女は諦めるしか・・果ては水色の冷たい朝なのよね」
海鳴り灯台・・・・・・・一羽のかもめ・・・」
「んっ窓から灯台が見える・・やっぱりあそこ・・・そうだった、あいつの胸にはほくろが二
つ・・・・・カモメの目のような・・」
「そうよ姉ちゃん、あの人は」
「あ、あんた、でも・・でも一羽のかもめってあんたでしょ。置いてきぼりじゃなかったの?」
「そうよ置いてきぼり、姉ちゃん。あの人は・・♪あの人は行って行ってしまったもう帰らない♪」
或る雨の午後 2R○○○○○○ 登場人物 息子の結婚披露宴の後、自宅での父親
     はい、その妻でございます。 
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「チョットチョット、もう一本ビール」
「アラ、まだ飲むんですか?披露宴で随分飲んだでしょ」
「目出度い日なんだよ。乾杯だよ乾杯、可愛い嫁さんに乾杯だ」
「はい、そうね、いい人見つけたわね。可愛い娘よ、今頃はホテルかね」
「なんだってよ?二人の出会いは雨の日の午後だってさ、笑っちゃうよな」
「お友達の暴露スピーチ良かったわ。しかしよ、不思議だわ、そんなことって遺伝するのかね」
「アホナ、遺伝じゃないよ。ただの偶然さ」
「私たちもねぇ、雨が降ってた しとしと と
「オイオイ、なんだよ。僕達の思い出話を始めるのかい?」
或る日の午後のことだった
「オットット・・・だったらキザに言おうか、君と僕とは寄り添ぅて・・・なんて言やぁいいのかな」
「そうよそうよ、雨の舗道を濡れながら二人愉しく歩いたね
「オロロ、ホッペ ポーっと赤くなったよ・・・あっ ごめん、続けりゃいいんだろ、肩を並べて寄
   せ合って
「わたし、只今、気分いいのよ、最高よ」
「オイオイ、ビールのおつまみにケーキなんて、めちゃな」
「あっそうだったわ。私はケーキ買いたいし、あなたはコーラ買いたいで向かい筋の道に別れたわ」
「それを言うなら、君と僕とは別れたが・・ってな」
「そうなのよ。それでね、雨の舗道を濡れながら
「うんうん、そこで僕が言ったんだな。一人黙って歩こうよってな、チャンチャン」
「ねぇあんた、まるで昨日の様ね。さぁさ、その頃の想い出を もっともっと、いっぱい~」
「ォッオっお、大変だぞ、今夜は君のお喋り癖に火が点くぞ、コリャコリャ」
「失礼しちゃうわ、話折らないでよ。あんたも結構おしゃべりだったのに」
「ホントのこと言うと、ムリ無理、君にお付き合いしてたんだよ」
「マー憎ったらしく言うのね、ほんとは、私の方こそ、迷惑な・・」
「あぁ、はいはい。そうなんだそうなんですハイ。うん、まぁまぁ、当時からこうして納めたんだ」
「アララ、そんな調子で・・そうだわ、腕組んで・・・話し疲れてどこまでも二人黙って歩いたね
「だよ。うん、ずうっとそれから今日まで歩いてきたんだよなぁ。そして、この今がある。うん」
「やっぱり、相性が良かったんだわ、ねぇあんた」
「ま、こんな調子の親達なんだよ。息子達もさぁ、人生街道仲良く歩いてくれるだろうよ」
「ホラあなた、善い歌があるでしょ。ネ、唄う、唄うわ、唄いましょうよ」
 ネオン川  2S○○○○ 登場人物 今日も来ました馴染みの客(男)
     スナックの雇われママ
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誰が名づけた川なのかしら?」
「そりゃママ、通称だよ通称、それがこの店の名前になって」
「通称って、人の思いが重なって・・・・・そうなの、そうなんだ」
泥にまみれた川だって、夜にはネオンが映って綺麗なんだよね」
「そうなのね・・・ネオン川の由来は。そうなんだ」
「この店のママは5人目だよ。なんだろ?みんな一年くらいで消えて行く」
「えっ、消えて行く?そうなのね、消えて行く・・・・・女泣かせのネオン川なのね」
「おっとっと、ママさん悪く取らないでよ・・・・あぁ どう言ったらいいのかな?」
「私だって・・・好きで来たのじゃないけれど
「ダヨネだよねっ、あれ?涙ぐんでるの?ホラ、ママ、折角の化粧上手が・・・」
「あら、化粧上手って???そう、ごまかし上手ってこと?」
「と、と、と、とんでもない。そ、そ そんな・・・いやぁ」
「昼はどぶ川、夜はネオン川・・・・・そういうこと?・・・・・・」
「あわあわ・・なんだその、あの、そわそわ、あっ、そうだった大事な用事を忘れてた」
「あ~ら、帰らないでよ。気にしないでよ、私ね、チョット拗ねてみたかっただけだから」
「えっ、拗ねてみた?」
「そうですよ、そう。女ってね・・・気の許せる人にはちょっと拗ねて見せたいものなのよ。ホホホ」
「なぁ~んだ、びっくりしたなぁ・・・ママ、驚かさないでよ」
「驚いたの、ごめんね」
「ママは役者だなぁ。僕はね、至ってポロリの涙に弱いんだよ。僕もポロリしちゃうよ」
「まぁ、ポロリ・・・それって、優しさ、それとも  やたら罪作りの男・・・どっちなの?」
「僕なんかまるで女にもてないから罪作れないよ。それよりママだ、ママこそその美貌で・・罪を」
「美貌?お上手ね・・・・・私はいつも泣いた方です・・・・でも、諦め上手だから」
「なに?諦め上手?」
「そうです。そりゃ、私だって恋はいくたびあったやら
「そうだろうな、言い寄る男が何人も・・・・・な」
「マジ、私って諦め上手なのよ・・・人は運の無い女だと言うけどさ」
「え~、信じれんなぁ、ママが泣いて、揚げ句に諦めるなんて」
「あのね,聞いて・・・・・義理に死んでく人もある、金に負けてく人もある・・・遠い昔よ」
「ん、どういうこと?それって付き合ってた人のこと?」
いくら真心尽くしても、果ては信じられずに諦めた
「ホントの話しかいな、それってさ」
「もち、ほんとの話です。だから、だから」
「だからって?」
「だから、いつか知らずに流されて浮いた浮いたの酒をつぐ・・・それが今なのよ
「う~ん、なんだろ、ほんと臭くもあるけれど・・・」
「ほんとですよほんとです。でもね、泥にまみれた川だってやがて着くだろ蒼い海・・・でしょ」
ん、うん、ネオン川でもやがて海?・・・・・・うん、海ね」
夢だけど晴れて笑顔に戻る日を抱いているのさあたしでも・・」
「そう、そうなんだ。聞いちゃったなぁママの素顔・・・そうだ。ぼっ僕が海になる、ね、ね」
「いやねぇ私、弾みでぺらぺら喋っちゃってぇ。今夜、どうかしてるワね」
「どうもこうも、ネェママ、真剣に真剣に!、本気で、ね、ねっ、僕と・・・」
「そうなのよね、もしここで・・・・・嬉し涙こぼしたら、おとぎ話のようだわね」
宗右衛門町ブルース 2T○○○○○○○○○ 登場人物 好きな女性に仕分けされた男
     クラブのホステス
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きっと来てねと泣いていたんだよ。だから来たのに」
「だから・・・だから、今日からは私が」
「あの娘(こ)、ホントに居ないの。辞めたの、それともどこかへ・・」
「居ないわよ。嘘じゃないって、ママも私も、嘘言わないから」
「そうか、だったらあの夜が最後だったのか」
「えっ、あの夜?・・・あの夜ってなんなの?ひどいことして泣かせたの?」
「いやいや、送っただけだよ。あの娘の帰りを送っただけ。そっと」
「そっと?」
「そうだよ。街のネオンも消えてゆく、うぶなあの娘も消えてゆく
「消えてゆく?」
「そうだよ、うしろ姿も夜霧にぬれてさみしそうだった」
「さみしそう・・・寂しい思いをさせたのね。肩も抱かずに」
「肩、そ、そんな・・・・・・あの娘の気持ちが分かってないのに・・か」
「その気持ち、気持ちを確めてみたのかしら?」
「そ、それは・・・だってあの娘がさよならと言ったから僕もさよならと」
「それだけ?ほんとにそれだけ?」
「そう、それで、あの娘は涙をふいてさよならと
「クゥー、なにか、あんた、そのとき、なにか思いつくことなかったの?」
「そりゃ思ったよ。なぜかさみしい宗右衛門町よって」
「なに?宗右衛門町・・・・・それだけ?」
「違う、まだ思った。なぜかかなしい宗右衛門町よって」
「クゥー・・違う違う、それよりもっと、ぐぅ~っと」
「ぐうっとだね、そうだ、なぜに泣かすか宗右衛門町よって思った」
「あぁーイライラ・・・イラついちゃうわ」
「なんで?なんでイライラ?・・・・・なんであなたが・・」
「歯がゆいのよ、じれったいのよ。あんた、あんたね!」
「はい」
「あんたは、かわいいあの娘がうぶなのかなんて思わずに」
「はい」
君にも来るよ幸せが・・とでも言ってしちゃうのよ」
「えっ、しちゃう?・・しちゃうんですか?」
「そうさ、そこで彼女が何か言ったら」
「はっ、はい。何か言ったら」
もう一度だけ明るい笑顔を見せとくれ・・とでも言って、またしちゃえばいいのよ」
「そ、そ、そんなぁ」
「結局、あんたは草食系なんだわ」
「えぇ~・・・・・・う~ん」
「アンタはその子に仕分けされたのよ。草食系・・それでさよならになったのよ」
酒は涙か溜息か 2U○○○○○○○ 登場人物 諦めることを知らない男  酒場にて
     忘れることを知らない女  酒場にて
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「フーってか・・・・・・ん、むなしい。グイ」
「ハー・・・・・どうして・・・ハー・・・・・・グイ」
「フーッ・・・・そんなのありかよ。グイ」
「ハー・・・・・好きだ好きだと言ってたくせに・・・・ハー・・グイ」
「フゥー・・・・間違えたんだよ絶対あいつ・・・・・・ゴクンゴク」
「ハァー・・・可哀そうなのは私よ、ハァ~ゴクン」
「フ~ゥ、後悔してんじゃないかなぁあいつ・・・グイグイ」
「ハァ~いっとき迷ったんと違う?あの人・・・・ハァー」
「ハァー、あれ?ハァじゃないよフゥー・・・フゥー、人生は一度きりなのにさぁ」
「フゥー、あらら、まってまってハァーだわ ハァー・・・涙が出ちゃうわよ。ハァー」
「ハァー、じゃないフゥー・・・・・チョ、チョット君、止めてくれよ、そのハァーっての」
「マァ、貴方って誰?なんなのよ、さっきから飲みながら溜息、耳障りな」
「耳障り?こっちの云うことだい。ついついハァが移っちゃうじゃないかよ、移っちゃう」
「移るって・・・移る・・・・・そう、そうなんだ・・・・もしかして??グイグイ」
「もしかして?もしかしてってなんだよ?ゴックン」
「もしかして・・あの人・・・悩ましく々悩んだ末の移り気で・・・」
「うんうん・・・ゴックン、あいつもそうかもな、移り気であんな男に・・グイ、フーフゥ~」
「貴方ってなんなのよ!飲んではフゥフゥ、酒がまずいでしょ。ゴックン」
「君だってウイ・・・君だって・・・・ウイ」
「貴方ね、言ってやる!どうせのこと 酒飲んで自分の心をごまかしたいのでしょ」
「ゲッ・・・グサッ・・・・・・・で、でも、当たってるかも」
「私は違うわよ私は・・・・忘れてやる。忘れてやるわよさっぱりと・・グイグイゴックン」
「あのさ、僕はだよ・・・・・・とおいえにしのかの人になんて完全忘却ですよ。ゴックン」
「うそうそ、どうせ、かの人を日毎夜毎想い出してるでしょうが」
「チェ、見透かしかよ・・・・夜毎の夢の切なさよ・・・モウ、ウイ~ゴックンだぁ」
「ゴックンなのね・・・・・忘れた筈のかの人に
「そう言う君も、かの人に・・・・・だろうが。ね、だろ?だろ」
「ハァ、フゥ。ハァ・・・のこる心をなんとしよう。ウエ~ン」
「やっぱりぃ。な、泣いてどうなるはぐれ鳥ってぇとこだぁ・・・ウイっとくらぁな、ウイッと」
「はぐれ鳥なのねウエ~ンウエ~ン・・・・・酒は涙か溜息か
「ウイィーだよウイ~。こころのうさの捨てどころっとくらぁな」
「くらぁなぁなの・・そうなのね、かなしい恋の捨てどころってか。ウイ~」
逢いたいなァあの人に 2V○○○○○○○○○ 登場人物 若い頃の夢を見て涙した老妻
    やきもち気分のその夫 
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「お前なぁ、夕べもまた寝言いってたぞ」
「えっ、寝言?」
「そうだよ、たびたびだぞ、ここんとこ ずぅっと」
「えっ、ずぅっと?」
「なんなんだよ、涙がほろりほろほろりってのは?」
「えっ、そんな・・・・・」
花びらほろりほろほろりっても言ってたぞ」
「うぅ、ほろりって・・・」
「涙出してたぞ、ポロポロと」
「みっ、見たの?」
「そうさ、なんじゃかんじゃとうるさいから、ちょっと小突いたら変なこと言ったぞ」
「えぇ、な、なんて?」
一番星を エー探したねって・・・どういうこっちゃ」
「そう、そうなの・・・・うふ・・・そうなんだぁ」
「なにぃそうなんだだとぅ。おらぁな見当ついてるんだぞ。どうせ、あいつのこと夢見てんだろ」
「いえ、違う。きっとよ、私の子供の頃じゃない」
「じゃないってか。じゃぁなんだよ、紺のもんぺにってのはなんだよ」
「あら、それ、きっとよ・・・私ミス島娘で、紺のもんぺに姉さんかぶりにはいた草履に・・
ほら、観光ポスター写真・・・」
「ちぇ、おまえ、 自慢話かよ」
「いいじゃないの、私が子供の頃の夢見たって。あんた、がき大将のアンタだって子供の頃」
「おらぁそんな夢なんか見ないぞ。あほらしいバカみたいに・・」
「ガキ大将がさぁ、子分連れてさ、年上の女の子達にちょっかい出してたでしょ」
「オイコラ、聞こえの悪いこと言うなよ、純朴だったこの俺に」
「知ってるわよ知ってる・・・・・・子供のくせして あれこれと・・・・・」
「あれこれ?おらぁ、なーんも悪いことしてねぇぞ」
「あのね・・・・島の日暮れの段々畑たばこ畑の石ころ小道を通って」
「なんだよそりゃぁ?」
「ほらほら、あの子の家でしょうが・・・・・今夜もこっそり裏山に誘おうって」
「よ、よせっ、そんなことやってないぞ、おいら覚えない」
「覚えないと言ってもさぁ、私、その子から直接聞いてるのよ」
「ちぇっちぇ・・・・・とんだ話になったじゃないか。あほらしい」
「もう、私の夢を邪魔しないでね。分かった?分かったら ハイ は?」
「わ、わ・・・・・・分かるもんか、あほらしい」
「フフフ、今夜が楽しみ」
「へっ、夢の続きか、子供の昔にふたりして・・・つまらん」
「違います。あんたがきっと、きっとよ。寝言言うわよ。逢いたいなァあの人にってね。ホホホ」
 遠くへ行きたい  2W○○○○○○○ 登場人物 派遣職で働いてる彼氏
     彼女の妹(小6)
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「こんにちは。あのう、姉さん居るかな?」
「いません。昨日から お出かけ」
「そうなんだ。携帯電話も通じないし」
「電源切ってんじゃないの」
「そうなんだぁ。う~ん、で、君一人?今なにやってんの?」
「私、宿題よ。土日の宿題早くやっちゃいたいの」
「なんなら教えるよ。でも、小6の算数って結構難しいね」
「いいです。じゃ」
「あっ、待って待って、でね、姉さん何処へお出かけ?」
「さぁ、どこか遠くへ行きたいって言ってたけど、どこか知らない」
「えぇ、どこ?どこだろ?何か行きたいところの あてがあって」
「どうかな、知らない街を歩いてみたいとか、知らない海をながめてみたいとか言ってたけど」
「なんだろな?僕は何にも聞いてないけど」
「聞いてないって、それは姉ちゃん意識して言わなかったんじゃないの」
「な、なに、意識して?」 
「そうよ、姉ちゃん、愛する人とめぐり逢いたいとも言ってたわ」
「えっ、ガ~ン・・・・・そ、そんなことを!」
「兄ちゃん、もう そろそろ察しをつけたらどうかしらね」
「ガ~ン。な、なに、察し、察しって」
「兄ちゃん就職できた?決まってないでしょ」
「う、うん。ズット派遣続きなんだ・・・けど」
愛し合い信じ合いの結婚生活するには、なんたって経済自立が出来ないとね」
「エ、エ、え、えっ、小6の君がそんな生意気言うの?」
「そんなの人生の常識でしょ。父さん母さん姉ちゃん良く話してる」
「ガ~ン、ガ~ン、頭がガンガラガ~ン」
「姉ちゃんの年齢、いつの日か幸せをなんて待ってられないし」
「ァ、ア、あ、あっ、それ、それ、それ、ぼくは・・・・」
「だから、だから男だったら、希望求めて 夢はるか一人旅に出た姉ちゃんの気持ちを察して」
「ゥ、ウ、う、うっ、気持ちを察して」
「どこか、遠い街遠い海へ行っちゃえばいいんじゃないの」
君は心の妻だから 2x○○○○○○○○ 登場人物 バツ一で今はバーで働く女性
     かって、その女性の恋人だった男性
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「あの、君か?あの間違いなく君か?」
「そうよ私よ。私、あなたを待っていた、ず~と待っていた」
「噂には聞いてたけど、君 離婚したって」
「もう三年になるわ・・・・・・・そこ、忌まわしいから聞かないで」
「あの最後の夜だよ、あのとき、愛しながらも運命に負けてって、それっきり別れて」
「そのときは、それが定めと思ったから・・・」
僕の小指を口にくわえて僕にすがって胸をたたいて、今夜で終わりさよならって言ったんだよな」
「それは・・・だからあのときは、さまよう恋の神様のいたずらで」
「さまよう恋の神さま?・・言われた僕はもっともっとさまよった」
「私だって、ほんとは、別れたけれど心はひとつだったの。だからその果てには・・」
「あれからは、君のうなじのあのぬくもりが、忘れられない今日も明日もで暮らしたよ」
「私だって うつつに暮らしたわ。身体と心が別じゃないかと責められて」
「その頃を・・・・・あぁ、思えば涙が出る
「ね、その、その涙にさよならしましょ。そうよ、めぐり逢えたらはなしはしない。あなた、
二人といないやさしい人よ。結婚」
「だめだ、ダメダメ、そんなのダメ、僕には妻が、子供も」
「そう、そうなの・・ね・・・・・・でも、私見て、私の目をじっと見て」
「見るよ見てる、じっと見てる」
「目は心の窓なのよ。目が言ってるのよ。あぁ今でも愛してるって」
「じゃ、じゃ、じゃぁね、僕の目をじっと見て、君は心の妻だからって言ってるだろ」
「心だけじゃダメなのよ。身体も妻になりたいの」
「それはスキャンダル、一級消防士が首になる」
「内緒内緒で行けばいいわ。ね、そんな人生だってあるのよ」
「不実の愛になる。そんなのダメ、君は強く耐えて生きてって」
「それじゃぁ強~く抱きしめて、ねぇ、抱きしめて」
「違う違う、強く生きてることがいつかは君に幸い運ぶよ・・・きっと恋の神様が」
「今は恋の神様 ポイするの、愛の神様が私の心に火を点けた」
「なに?火を点けた?」
「消して、消して、消してよ、あなたのホースで火を消して。ネェ~消してぇ」
「オット、危ない。愛の神様って危ないなぁ」
「がっかりぃ、がっかりだわぁ。あんたって冷静なのね」
「そうさ、職業柄ね」
[だったら、奥さんがあなたを嫌いになって・・」
「なに言ってるの」
「嫌いになって離婚をすれば・・・・・あぁ、その日を夢見てる
 圭子の夢は夜ひらく 2Y○○○○○○○○○ 登場人物 キャバレーのママ
     ママに採用を乞う娘
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ママ 「キャバレーに勤めたいって、あんた、ほん気なの?」
「ハイ」
ママ 「誰でも出来るもんじゃないわよ。あんたに、適性があるのかしら」
「ハイ」
ママ 「だったらさ、アンタのこれまでを、ざっと話してみなさいよ」
「ハイ、十五 十六 十七 と」 
ママ 「あぁ、高校生の頃ね」
私の人生暗かった
ママ 「えっ、暗かったって?まさか、なにさ、グレてたの・・・・・・」
「・・・・ハイ、家出して・・・転々と」
ママ 「厄介な子ねぇ、で、転々ってなんなの・・・」
「ハイ・・昨日マー坊 今日トミー 明日はジョージかケン坊か
ママ 「なに?男の家を泊まり歩いたって?そこで、そこでアンタは夜ひらいたの?」
「はい、恋ははかなく過ぎてゆきました」
ママ 「馬鹿ネェ馬鹿だよ。そんなの恋じゃないでしょ」
「ハイ、一から十まで馬鹿でした馬鹿に未練はないけれど
ママ 「未練がない、だったら、忘れることね忘れなさい
「でも、身体は覚えてる・・・・・忘れられない奴ばかり
ママ 「アンタネェ、ただもてあそばれただけなのよ、男ってそんなものよ」
「はい・・・・」
ママ 「気のない返事ね・・・・・じゃぁ、聞くよ。そいつら金になるの?店の客になれるの?」
「はい、イクメン、イクメンだけど、金はないけど」
ママ 「けど?けどと言うの。アンタネェ、この世界を甘く見てないこと。とっても厳しいのよ」
「ハイ」
ママ 「群がる男から、しっかり稼いで、いつかは幸せをつかむって。そんな気でないと勤まりませんよ
「ハイ、今までの男なんか・・・・私・・・・うしろ向くよな柄じゃないです」
ママ 「今までにも、中途半端でね。よそ見してたら泣きを見た子がいてね」
「私・・・中途半端に、前を見るよな柄じゃないです」
ママ 「大切なことは、真っ当に この世界を認識することね。できますか?」
「まっとうにですか」
ママ 「そう、夜咲くネオンは嘘の花夜飛ぶ喋々も嘘の花。そんな世界の花になり切るのよ」
この私どう咲きゃいいのでしょうか」
ママ 「そうね、先輩に見習ってさ、そうね、今の一番はけしの花さん」
「ハイ」
ママ 「稼ぎ頭、赤く咲くのはけしの花さんよ、二番が 白く咲くのは百合の花さん」
「私、その次の花になります。過去はどんなに暗くても、明日から明るくがんばって」
ママ 「そう。くじけないで、逃げないで・・・しっかり出来るかしら?」
「ハイ、できます。やります。しっかり男から搾り取ります」 
ママ 「そう、その意気で、嘘を肴に酒をくみゃ夢は夜ひらくわよ。ハイ、採用」
 四つのお願い 2Z○○○○ 登場人物  喜んだけど成行き不満の男
      恋に恋するだけなの の女
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「ネ、私、恋人になれる?なれるでしょうか?」
「あっ、はい・・・恋人ね。僕が貴女を恋しいと思うこと・・・・ですか?」
「私たち、出会いは見合いでしょ。自然発生の恋じゃないから」
「えぇっと、自然発生ですか?」
たとえば私が恋をするなら・・・職場とか 通勤中とかに 素敵な人に出会ってなんて・・・」
「なに、それって経験談ですか?」
「いえ、そうなればと思ってました。けど、ただの一度も無かったの。無かったことなの」
「と言うことは、全くの純粋無垢で・・・・・・ウブ
「だから、だから私、この機会を恋から始めたいの」
「・・・・・・解るような気がします。いえ、解ります々   ウブ
「でもね、急に造った恋感情では・・なにを・・どこでどうして いいやら分からないの」
「それはその・・・あの・・・その・・だったら思いっきり・・・思いっきり僕に甘えてみ
   たら・・・・そしたら」
「そしたらなんかしら、それからあなたが恋をする気分に・・・・・なれますか?」
「えぇ、なれます、なります。絶対必ずなってみせます」
「じゃぁ、じゃぁ、いいかしら・・・・・ウフン、四つのお願い聞いて 聞いてほしいの
「はい、聞く聞く、絶対聴きます」
「ウフン・・・一つ やさしく愛して
「ウンうん、愛する愛します」
「ウフン・・・二つ わがまま言わせて
「言って言って、たくさん言ってください」
「ウッフン・・・三つ さみしくさせないで
「もち、もち、勿論ですよ」
「ウフン、誰にも秘密にしてネ
「内緒だ々、僕と貴女だけの・・・ね、ね、ね」
「もう四つ、追加してもいいかしら?」
「いいです々、思いっきり」
「ねぇ、やさしくキスして
「ブラボー」
「ねぇ~、こっそり教えて・・・」
「えっ、こっそり」
あなたの好きなこと
「スッ、好きなこと・・・・ゴックン ゴックン」
「そう、ゴックンなのね。そのあと私にしてネ
「いいんですか いいんですね。それじゃァ早速愛の行為を」
「あっ、なにするの、ちょっ待って。恋から愛へは順々に、ここ暫くは恋モードで」
「恋モード??」
「そうです、今はね、あなたに私は夢中恋をしちゃうわ の真っ最中なのよ」
「僕、僕はね、恋気分は ほんの一瞬でいいから、次の真っ最中を早く」
「急がないでね。恋モードの至極 やさしくいつまでも を たっぷり味わってからにして」
「そんなの なんか、じれちゃうような 」
「恋は気長に、ネ、そのうちよ。いつしか結ばれて あなたと私は一つ、だからここ暫くは」
「じゃ、なんですか?そのぉ、ここ暫くって、どのくらい?」
「そうよね、最低3年は・・ね、お願いの追加です」
「えっ、3年も・・・・・・・よだれも枯れちゃう」
「その間に、お互い見つめ合い 確かめ合えるじゃないの、そして愛情が高まり」
「よし、いいですよ3年、だけどたった一つ 僕のお願い 直ぐ、直ぐ 聞いてくれたら」
「たった一つですね。一つにしてね」
「たった一つです。ひと~つ、あなたは僕に従って、直ぐですよ」
「だ~め、だめです。総てがチャラに。男はせっかちなのね、どいつもこいつも、みんな同じよ」
「ねぇ、お願い・・・・お願いだから聞いて 聞いてほしいの」
 ゆうべの秘密 3A○○○○○○ 登場人物 ただ ひたすらに向き合っている男
     ただ ひたすらに一緒に居たい 女
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「ゆうべから一日経ちました。黙ってないで何か一言でも」        
ゆうべのことは もう聞かないで        
 男 「いいえ、聞かないことには・・・」        
 女 ゆうべのことは もう言わないで        
 男 「いやぁ、言わなくっちゃァ、こちらは」        
 女 あなたにあげた わたしの秘密        
 男 「えっ 秘密?」        
 女 幸せすぎて 幸せすぎて        
 男 「幸せって、なんのこと?何のことかさっぱり分からん」        
 女 幸せなのに 涙がでるの        
 男 「解らんこと言ってないで、どういうことか」        
 女 「だから、こうして一緒に居るのが幸せなんです・・・とても とっても」        
 男 「解らんなぁ、なんだろう?解りません」        
 女 あなたにすべてをかけたのだから        
 男 「ん、ますます解らん。なにがなんだか」        
 女 甘えて いじわる しただけなのよ        
 男 「えぇ、いったい どういうことか解るように・・・素直に」        
 女 「泣いて甘えたかっただけなのに」        
 男 「泣いて甘えたかったぁ???」        
 女 ゆうべのように もう泣かないわ        
 男 「そうですよ、泣くだけじゃ分かんないでしょ。総て話せば、すっきり」        
 女 「嬉しかったわ、じっと 見つめてくれて・・・・・愛の眼差しで・・」        
 男 「なに、愛の眼差し?おれが?違う々、疑惑の眼差し」        
 女 「じっと見つめられて・・・私の見つめ返しは愛の眼差しなのよ。あなたの洞察力は?」        
 男 「頓珍漢言ってないで、もっと解るように話しなさい」        
 女 「ずっと前から解っていたの・・・・・私」        
 男 「解ってた。なにが?僕にはゼンゼン解りません」        
 女 「刑事だということ解ってた」        
 男 「エッなに・・・俺のこと?僕のこと?・・・」        
 女 「だから、あなたに捕まりたかったの」        
 男 「なに、なんですか、それで僕の前で万引きしたってか?」        
 女 「だから 甘えて いじわる しただけなのに」        
               ここからのストーリーは「1」と「2」に分かれます。        
  ◇「1」        
 男 「うーん、不埒な動機なんだよな。たとえ君の動機に犯罪性が無くても、このままじゃダメ、絶対        
  なくちゃならんことがある」        
 女 「はい、洞察すると始末書ですか?」        
 男 「いや違う。店の人に謝らなくては。さぁ、電話しなさい」        
 女 「えっ、電話・・・・・いや、いえ、必要ないです。しなくても・・・」        
 男 「なに!したくないって。謝りたくないって。さてはやっぱり動機は」        
 女 「いえ、あの・・・動機の問題じゃないんですけど」        
 男 「甘く処理することは出来ません!この私が許しません!」        
 女 「そこは洞察して・・・・・・・・洞察して許してください」        
 男 「いや、絶対許しません。あっもしもし、店長さんですか、昨日の件ですがこれこれしかじかですが        
   、で、当人に代わります」        
 女 「しょうないなぁ、あっ、はい、お父さん、私、もう直ぐ帰るから、帰りますから」        
 男 「えっ~~~ なに?お父さん」        
  ◇「2」        
 男 「う~ん」        
 女 「だから、ゆうべのことはもう言わないで、やさしくそっと見つめてほしい        
 男 「う~ん、どうなんだ・・・・・ウ~ンとしか言えんじゃないか」        
 女 あなたに すべてを かけたのだから.。私の気持ち、このままそっと抱いててほしい」.        
 男 「勝手な言い分じゃないのか・・・あぁ、コリャ難しい。取り調べ長引きそう」        
 女 「そうね、嬉しいわ。今夜も そっと愛してほしい        
   
  年上の女  3B    ○○○○  登場人物 終括整理をする老年夫婦
 
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 女  「だめよだめだめつらいのと 泣いてすがった年上の女(ひと) だって」        
 男  「ん、なんだ?それ、なに読んでるんだ?」        
 女  「あんたの若いときの日記ですよ。ほら、埃っぽいけどたくさんあるわ」        
 男  「今日は終括整理なんだよ、変なもの見てないでまじめにやれよ」        
 女  「私、泣いてすがったなんて…そんな覚えないわよ」        
 男  「おっ、これはお前の日記じゃないか、どれ々」        
 女  「へぇ、今度は だめよだめだめいけないと いのち燃やした年上の女  だってさ」        
 男  「そんなこと書いたかなぁ、いちいち年上の女 だなんてさ」        
 女  「たった三つしか違わないのに・・大げさに」        
 男  「ん~何だこれ?お前の40歳の誕生日、二度と逢ってはいけないわ と書いて後は黒く塗りつぶしてある」        
 女  「その誕生日の二日前、あんたの日記よ。だめよだめだめつらいのと 涙でわかれた年上の女  だって        
   ……この年上の女、これは私じゃないわよ」        
 男  「そ、それは、そんな・・・・そんな昔のこと・・あの・・」        
 女  「あのじゃないでしょ。更に一か月前には 髪の乱れのひとすじに甘い香りを残してた と書いている。        
   いやらしい」        
 男  「今更 もう・・・・・おっおっおっ お前だって怪しいぞ。燃えるせつなさ苦しさを そっとおしえた雨の夜        
   と書いてるぞ」        
 女  「あぁ思い出したわ、許せない夫の不倫、復讐心に燃えても、私 そっと柔らかくあんたを諭したわ」        
 男  「あぁ~もう・・・・もういい、・もぅお終いにしょう」        
 女  「ちょっと々、もっと若いときの日記、 だから分ってほしいのと そっとからんだ白い指 だって 、かわい        
   い」        
 男  「からんだ白い指か。お前が放したくないつらいのよってか」        
 女  「日記 処分できないわね、懐かしいもの、ゆっくり読んでみたいわ」        
 男  「お前、見てみろ、胸のしんまで燃えたのと だって。ん、結婚直前の日だよ」        
 「あんた、だめよだめだめ、いいくらいにして終活整理続けましょうよ」        
 

時の流れに身をまかせ 3C
 〇の○○に〇○○〇     登場人物*老齢の今になって妻の意外
                            な経歴を知り狼狽える夫
                         過酷な人生を身をもって体験した妻 

       
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 女  「もしも あなたと逢えずにいたら わたしは何を していたでしょうか        
 男  「おい ○〇子(相手の名前以下同じ)何だって?今なんと言った」        
 女  「平凡だけど 誰かを愛し 普通の暮らし してたでしょうか        
 男  「誰かって、僕だろうが、えっ そうか今更のことを、認知症がまた進行したのかな」         
 女  「時の流れに 身をまかせ あなたの色に 染められ・・・」        
 男  「なに あなた色だって?そうか二人での生活64年 孝行息子に可愛い孫・・・諸々を色に例えて懐かしんで        
   るんだね」        
 女  「あの頃は・・・・・・あの頃は・・・・・そして その頃は・・」        
 男  「大丈夫かい?なんだよ、なにか言いたいのか?」        
 女  「一度の人生それさえ 捨てることもかまわない・・・」        
 男  「何 捨てることもかまわないって、意味不明?な・・無理して話さなくってもいいよ」         
 女  「あなた 、私 私はあなた一人でなかったわ」        
 男  「何 僕一人じゃないって?なんだろ夢でも見たのか○○子、初めて逢ったのが君は17歳、以降今日まで二人        
   で」        
 女  「誰かを愛し・・・愛を確かめ合って・・・・あの頃・・・・切なくて」        
「 あの頃誰かを愛し、誰か?誰かを・・・あほな〇〇子 だってな中卒後の2年間は看護学校生だろ、だから        
  小中学生時代が あの頃だって、愛を確かめ合って?、そんなあほな」        
 女  「親は鬼だったの、先生に相談したの、・・・・先生はとっても親切にしてくれたわ・・・とっても」         
 男  「なっ なに?鬼 ホ・ホントか、えっ もしや父の性暴力か・・・」        
 女  「私のショックを、先生は、一生懸命向学心に導いて、で、 優等生にしてくれたわ」        
 男  「優等生、抜群の・・・それはきれいな文字、そうだね、作文のコンクール入賞 聞いてるけど」        
 女  「先生と私 信頼し合って・・・何でも、何でも教えてもらったわ。優しく、体験も気持ちよく」        
 男  「なに?なんだって?体験気持ちよくだって・・・」        
 女  「知らないことも次々と、女の生理 男の生理・・・」        
 男  「よせ、○○子、ダメッ ・・・それって ほんと?もしかして愛撫??」        
 女  「嘘じゃないほんと。でも一時困ったわ、同級生が気づいて、先生困ったの ・・・でも結局はグループで」        
 男  「なに?グループで・・グループで不純異性交遊と言うことか・・」        
 女  「変に思わないでよあなた、だって、やがての未来をちょっと先にあれこれと・・」        
 男  「あれこれ、あれこれって、結局お前は なぶられ 遊ばれて」        
 女  「未知を知ることの大切さ、お互い純真な心で」        
 男  「バカ、ばかな、純真だって、子供だから純真だって?…だったら先生は」        
 女  「先生はだんだん遠のいて…お仕事大切だから」        
 男  「あなた一人じゃないって・・・・・・・そんなことか、そうなのか事実は・・・・」        
 女  「想い出だけじゃ 生きて行けない        
 男  「なに、生きて行けない?」        
 女  「子供も入学したし、何十年ぶりの同窓会」        
 男 「 えっ 同窓会・同窓会で・・・・・思い出だけじゃ生きて行けないって」        
 女  「優しく声をかけてくれたわ、互いに年配になってたけど・・・・・頭・・・・痛い・・薬ちょうだい」        
 男  「薬は後・・・・声かけて、声かけてやさしく、その場で?」        
 女  「そんな、清く別れて・・・・・・・・・でも電話、その人の電話番号 貯金カードの暗証番号にして」        
 男  「電話番号・・・・えっ電話番号を暗証番号に」        
 女  「同窓会、みんなの前で・・・約束なんか いらないけど・・後は電話で」        
 男  「なんという…えっそれって、えっ48歳ぐらいの時・・のこと・・・え~」        
 女  「私は勤めてたわ、あの人も、でも互いに休暇を取って」        
 男  「なに 休暇を・・・・・休暇を取って、それからは?」        
 女  「私の身体は私のものよ、あなたのものじゃないわ。だから許しも報告もいらない・・セデス飲むから」        
 男  「セデス、○○子 頭痛薬は4時間経過してないと・・・え~僕は知らなかった、そんな不埒な」」        
 女  「不埒だなんて、互いに純な心で合意して、ほんと 何十年ぶりの」        
 男  「不埒だろうが、アノ・・あの・アノ お前は妻だよ、妻でありながら・・・」        
 女  「私の純な心、母だって、妹だって知ってるわ、私の生き様 知っている」        
 男  「えっ 知ってるって そんな馬鹿な・・・いいか○○子 僕は一途に○○子の純潔を信じて」        
 女  「純潔、純潔は尊いとは思えるけど それより大切なことだって」        
 男  「初めて逢った17歳、それ以前にそんな、君を信じてこの僕は・・この一生心配かけたことなかっただろう        
   」        
 女 「彼、あの人が言ってる。価値観とは・・・・・・人生悲しみあり苦労ありで過ごすより 生きてる喜びを互いに        
   味わい 身も心も満足し合って・・新鮮感を明日のエネルギーにするんだって。二度とない人生、極く まれ        
  な純潔主義なんて価値ないって」        
 男  「なに 新鮮感・・・・そうか男なら平素のマンネリより・・・・人妻のつまみ食い…そうか ばれなきゃ安全        
  、トラブルの心配な し ってか・・・ケ けしからん」        
 女  「あなた、人生は、人の考えはいろいろよ。しゃにむに一つの思考に固まってないで、目覚めてみては」        
 男  「ナ、ナント目覚めてだと、結局は知らぬは亭主ばかりなり・・・価値観だと 不貞な よく言うじゃないか」        
 女  「あのー 痛いの、頭 いたいの 納まらないの、セデス」         
 男  「セデスじゃないぞ、なんだろ女のサガと言うのか、一度快感を与えた身体は一生使えるって、その格言」        
 女  「あなたって思いこみの強い人、何なら今からだって」        
 男  「なんだって、あほ言うな、僕はもう男性機能無しなんだ、分かってるだろうに」        
 女  「だったら満足できるよう話してあげるわ・・・何人かの、何度もの関係でも、私の子宮に受け止めて、私の        
   身体で二人の子を・・・そうなのよ、これは あなただけなのよ」        
 男  「・・・・く、悔しい、実に悔しい。悲しいよ。知らぬのは・・・みんな笑ってるのか、馬鹿にしてるのか、        
   侮辱 屈辱・・・」        
 女  「笑ってない、馬鹿にしてない。私 もしも今 、もしもあなたに嫌われたなら 明日という日 失くしてしま        
  う わ        
 男  「何さ 明日だと、何さ この何十年 病気勝ちなお前の面倒 見てきただろうが、これからも・・・」        
 女  「だからお願い そばに置いてね いまは あなたしか愛せない        
 男  「愛せない・・・・・そんな、えっ愛せないって?」        
 女  「じゃ、じゃ言い直すわ、だからお願い そばに置いてね いまは あなたしか見えないの」         
 男  「見えないの…見えないのって、そんなことか」        
 女  「あなた 私を責めてるの。私は 時の流れに 身をまかせて、その時々の幸せを願って正直に生きてきた        
   だけなのに」        
 男  「なんだって、正直だって・・・・汚れた・・・」        
 女  「あなた 過去より大事な今を認識して、今の私見てね 何もしてない」        
 男  「してないじゃない 老人だからできない だろう、見向きされないのだろう」        
 女  「だから今はきれいでしょ、きれいになれたそれだけで いのちさえもいらないわ        
 男  「随分勝手な言いぐさだよ。何言ってるか分かってるのか?認知症か・・でも全く・・・」        
 女  「今はあなたと私だけ、あなたの胸に よりそい 生きて行く」        
 男  「ストップ、もう、もう呆れるしかないのか、この屈辱感、あ~屈辱感、僕の一生は何だったのか」        
 女  「どうしたの 気に入らないの、なんなら・・だったらここで心を込めて唄ってみて 時の流れに身をまかせ        
   ねぇ唄ってみて」        
 男  「お前こそ唄ってみろよ。だからお願い そばに置いてね 私の介護してほしい てね・・やだよ‼」        
           
   ここに幸あり  3D  ○○○○○○     登場人物 何十年ぶりに出逢った後の熟年男女        
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 女  「ブルースカイ・青い空ね。・・〇○さん(相手以下同じ)お待たせ、大分待った?」        
 男  「いや、それほどでもないよ。○○ちゃん(相手以下同じ)は遠くだから・・・」        
 女  「バスに J・Rそして地下鉄でしょ、心は急いでも、でも このお店 直ぐ分かったわ、ブルースカイ」        
 男  「この店ね 駐車場が広いからね、隣の市からも割と近いし・・」        
 女  「ここまでくれば同級生に逢う心配ないわ、私の市では結構いるのよ同級生」        
 男  「○○ちゃん ずっと同窓会に来てなかったもんな、逢うのは、33年ぶりだったね」        
 女  「〇〇ちゃんに逢ってから4カ月も、ずっとずっと自分の気持ちを無理矢理抑えることの切ないこと、辛い」        
 男  「ごめんなごめん、平日は なかなか休みが取れなくて、でも、やっと」        
 女  「私も休むのは難しいけど 今日は別」        
 男  「電話ではなぁ、立ち入ったことは話せない、ただ、そうなの それでぐらい しか・・・・お互いにさ」        
 女  「ただ、懐かしいだけじゃないわね、もっともっと」        
 男  「だよね、同窓会で出逢ってびっくりしたよ。○○ちゃん可愛らしいのもぽっちゃりなのも、ちっとも変ってな        
   い 疎ましそうに見つめる目の魅力 ちっとも変ってない」        
 女  「そうかしら これまでの33年ね…嵐も吹けば雨も降る 女の道はなぜ険し 頑張ったのよ。苦労したのよ。        
   変わったでしょ、変わって見えない」        
 男  「人生の 様々はお互いだよ。だれだって・・・僕だって 君だって」        
 女  「過去を思えば、誰にも言えぬ爪のあとさまよい行けばで 泣いたこともあるわ、過去・・」        
 男  「僕は、あの頃の一途な日々が、心だけじゃない身体も覚えているよ。消すに消せない・・」        
 女  「寒い日 教室のゆか・・背中が冷たかったわ・・」        
 男  「寒い日もあった、暑い日もあった。なんと それを先生が見てたなんて」        
 女  「ないてのがれて さまよって・・・私 それからは強くなったわ、命のかぎり と自分に呼びかけて」        
 男  「らしい ○○ちゃんらしいよ。その強気な信念 僕も見習わなくっちゃ」        
 女  「人生それぞれにそれぞれなのね。これからは心にうけた 何を大事にするかが生きがいよ」        
 男  「生きがい…・・心にうけた・・・これからは」        
 女  「でも、幸せは 心に身が伴って掴めるのよね」        
 男  「そう そうなんだ、誰の思いも 誰が考えてもそうなんだ」        
 女  「たとえ一時でも、君を頼りに私は生きるってこともありでしよう」        
 男  「でも・・いっとき一時の繰り返しだけでは・・・でも・・・・つなぎ合わせれば そうつなぎ合わせて」        
 女  「あら、もうお昼ね、おしゃべりでこんな時間に・・」        
 男  「食べる?ここで・・いや ホワイトグラウド で」        
 女  「えっ ホワイトグラウド?白い雲?」        
 男  「店の名前さ、さ、車で」        
 女  「待って待って、ここ ブルースカイのチケット買っておくわ」        
 男  「チケットね……チケットは 半分ずつに」        
 男女  「そうね そうね、青い空白い雲 ここに幸あり・だよね」        
   だから言ったじゃないの 3E〇〇〇〇〇〇〇〇〇 登場人物 同窓会帰りの親友A子とB子        
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 A  「アーやれやれ 終わってやれやれね、〇〇子。久しぶりよ、みんな結構飲んだじゃない」        
 B  「同窓会も3年ごとじゃぁね、もっと・・・」        
 A  「中卒後10年よ、半分くらいかな?結婚してるの?」        
 B  「半分ぐらい?でも・・わたしは・・・・・・でも・・どうして・・・なんで・・・そんなの・・」        
A  「だってさ、もう年頃よ、それぞれに幸せ掴んでるのよ」        
B  「・・・・・幸せ・・・・・不幸せ・・・・・なによ、あいつなんか」        
 A  「あら、〇〇子、なに怒ってるの?えっあれ?あんた泣いてんのネ。なぜなの?なんで?」        
 B  「3年も・・・・話し合って、親しみ合って・・・・何もかもよ、なのに3年も経ってから」        
 A  「どうしてどうして〇〇子、泣くほどのことあったの、なんなのよ?」        
 B  「あいつ、今日、まるで知らんふりだったでしょ。つい10日前 私に電話で・・・なのに いかにも」        
 A 「 知らんふりだったのって?・・・・それってもしかして〇〇男、そうなのね、噂の○○男」        
 「目も合わせない、まるっきりの他人ずらよ、よそよそしく…よくもあんなに」        
 A  「そう 罪なやつだよ。アイツ、学校でさ 要領はよくても どこかいい加減で、よく先生に注意され        
  てたよ ね、真実味のない性格だって」        
 「ネグリジェは、カップルにしようよと言ってたくせに・・・」        
 A  「そんな・・・・バカネ、あんな男なんかの言うことをほんきにほんきに するなんて        
 B  「春夏秋冬、遠くへ旅行に行こうねって……いつもホテルで・・・」        
 「へ~、ホテルで・・・・男の言葉にだまされて、まったくあんたは うぶなのね        
 B  「幸せは、待つのじゃなく作るもんだと、事前の訓練がって・・・・・なのに」        
 A 「やめな、○○子。バカネ 今さら今さらぐちなんて、言ってもむだだわ やめましょね」         
 B 「どれだけ・・・・・いろいろと・・・・それなのに・・・だったら・・だから・・シクシク」         
 A 「○○子 何時まで 何時まで泣いてんの めそめそしないで捨てちゃいな」         
 「○○子は非情ね、私の悲しみ 苦しいのに・・・・・・・・親友なのに」           
「 なにさ、偽りの恋なんか。いい 聞いてよ。さんざ わたしも泣かされて、挙句の果てに捨てられて・・・        
   あいつ そうよ 4年前のことだったわ」        
 B 「 ナ ナント 4年前、 モ モ もしかして あいつ バトンタッチみたいに・・・・・・」        
 A 「 だからよだから、○○子が どんなにこがれて まったとて 帰るもんかあの男 憎いね」        
 B 「悔しい、もっと悔しい 会場で そっと先生に打ち明けたら、だから言ったじゃないのって 言われ        
   ちゃった」        
 A  「そうなの、だから言ったじゃないの って先生が、ね、○○子 もう同窓会行かないね」        
 誰よりも君を愛す 3F ○○○○○○○○ 登場人物 金婚式帰り 自宅で夕食の夫婦        
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 「金婚式の記念品よ、なんだろね」        
 「行事での貰い物だよ、せいぜいタオルぐらいだろう」        
 「品物の良しあしじゃなくてさ、私たちの人生の区切りよ、振り返ってみるようにってさ・・・いい機会じゃない」        
 「振り返れって、僕は男として 君は女として・・・・まぁ、そうだな その初めての出会いからかな?」        
 「そうね、出会い・・・・・・いい人見つけた から始まるのかね」        
 「あの、いい人ってさ、種類あるんだってよ、都合のいい人と どうでもいい人」        
 「そんな、都合の良しあしじゃないのよ。かりそめの恋なら 忘れもしようが 女の一生の一大事なのよ」        
 「なんと何と、職場には看護婦さんが大勢居てさ、美人に囲まれると誰が美人か判らなかったよ」        
 「幸せへの望み、遠くに感じた。遠くにあるほど 未来はバラ色に見えて、悩んだわ」        
 「男選びか その悩みは誰にでもあることだろうさ、でさ とかく消極的になりがちなのに、君ったら・・」        
 「あなたと親しくすることは、何人かを敵にするこだった。そうよね、愛した時から苦しみがはじまる        
 「うんうん、女心で?決断?して目標ってか。決断を活力の源泉にして、行動したってか?」        
 「あぁ 夢ではない ただひとすじ、の心境だったのかな私、今思えば夢中だったのかな」        
 「ん、そのころなんだ?君にハンカチ貰ったの ね その頃だったかな??」        
 「えっ、覚えてるんンだ。・・・・恋は盲目、恋愛中は冷静な判断力が低下するっていうでしょう。悩んだわ」        
 「おまえ 一度 怒ったよな、泣いたよな、僕が 旅の土産物、単なる親切だと言って渡したら・・・・」        
 「ごめんね、・・・・でも決して心乱れてじゃなかったの・・・・せめて、君だけにっって言ってくれたら・・・・・」        
「今さらごめんねだって・・・アッハッハ 笑えるね。でもな、僕は 君の思い そこで意識したんだよ」        
 「でも・・でも・・悩み、心配が・・・・・愛した時から苦しみがはじまる 愛された時から別離(わかれ)が        
   待っている・・・・別れたくない」        
 「そんな、悩んでるようには思わなかったがな」        
 「・・・・・あぁ それでもなお 命かけて……一途になった女心なのよ、男には分からないだろうけど」        
 「へぇ なに?その苦悩の期間?そう、何年?うん 相当長かった」        
 「ね 、未来を、たがいに誓った結婚までは5年 だったわね」        
 「動物でいえば、オスとメス、人間の条理では、「してはならないこと」が「しなくてはならないこと」となった        
   記念行為の日・・・もう 思い出せないよ、すっかり忘れたね」        
 妻  「いろいろあって、二人でこうして ここまで来たのよ。今夜は飲みましょ、祝いましょ。ねぇあなた」        
 男  「うんうん、しっかり飲もうね。でもさ、しっかり薬も飲んで。お互い百まで、 なっ な」        
  二人でお酒を 3G ○○○○を     登場人物  婚後3年 別れる決意の夫婦        
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 妻   「うらみっこなしで 別れましょうね        
 夫  「そうさ、さらりと水に すべて流して        
 妻  「父が、結婚は心配だって言ってたわね。二人の意気投合があまりにも早すぎるって・・・・」        
 夫  「それで 結婚生活は 3年間 長かったのか それとも・・・・・」        
 妻  「こうなったのも お互いのせい あなたと私は 似たもの同士        
 夫  「僕はさ、自分で自分が嫌いになると、もう我慢ができない。日毎夜毎 苦しみ悩み続けて」        
 妻  「まったく私も同じよ。自分で自分が嫌いになると・・・あぁ 更に さらに苦しくなって・・・」        
 夫  「自分で自分が救えないから、まして自分で自分が嫌いな君を救ってやれない。そんな自分が また        
   嫌いになって」        
 妻  「そうなんだわ、私も同じように 繰り返し々自分が嫌いになって…・・もう こんがらがって しまうのよ」        
 夫  「そうなんだよ。そんな欠点ばかりが 目立つ二人よ        
 妻  「別れる・・・・・・・・・・、私たち 失敗なのかしら・・」        
 夫  「いや、失敗ではないさ、たった3年で 長い人生が うまくいくための方法を探す体験をしたんだ」        
 妻  「そうよ そうよね。この反省は 次の成功の材料になるのね、貴重だわ」        
 夫 「これで一人になったら、僕は気楽に…でも君は」         
 妻 心配しないで、ひとりっきりは 子供のころからなれているのよ」         
 夫 それでも たまに淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね」         
 妻 どうにかなるでしょ ここの町の どこかで私は生きて行くのよ」         
 夫 「女性は強いな、そうだろうな その美貌に きっと誰かが・・・」         
 妻 「あなた、あなただって 気後れしないで張り切ってね、それでもたまに 淋しくなったら 二人でお酒を         
   飲みましょうね 飲みましょうね        
           
                      
                        この頁の  曲の一覧   です。
あ行 愛して愛して愛しちゃったのよ(2J) 逢いたいなァあの人に(2V) 逢いたくて逢いたくて(2K)
 或る雨の午後
(2R)天城越え (D)上を向いて歩こう(2D) うそ(O) 噂の女(R) 越前恋
(Z) おひまなら来てね(2F) おまえとふたり(2M) おまえに(S) お別れ公衆電話(2L)
 女心の唄
(2G)
か行 からたち日記(Q) 北空港(G)兄弟船(B)今日でお別れ(2H) 京都慕情(P) 霧にむせぶ夜(W)
 霧の摩周湖
(2I)圭子の夢は夜ひらく(2Y) 心のこり(K)ここに幸あり(N・3D) こんにちは赤ちゃん
(2E)君は心の妻だから(2X)
さ行 酒は涙か溜息か(2U) 酒よ(F) さそり座の女(2B) 白い花の咲く頃(M) 瀬戸の花嫁(E)
 宗右衛門町ブルース(2T) そんな夕子にほれました(X)
た行 旅笠道中(2O) 遠くへ行きたい(2W) どうせひろった恋だもの(2C) 時の流れに身をまかせ(3C 年上の女(3B) だから言ったじゃないの(3E) 誰よりも君を愛す(3F)
な行 長崎の女(2A) 長崎は今日も雨だった(V) 浪花節だよ人生は(H) ネオン川(2S)
は行 函館の女(A) 氷雨(C) 骨まで愛して(U) 二人でお酒を(3G)
ま行 夫婦舟(J)娘よ(I)
や行  ゆうべの秘密(3A)よこはま・たそがれ(2Q) のお願い(2Z)
ら行 リンゴ追分(Y) 流転(2N)
わ行 忘れな草をあなたに(T) 別れの予感(L) わたし祈ってます(2P)

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